舞台は神奈川最西端、人口約1万人のまち―。山北町と神奈川県内に本社を構える地元企業3社が2019年3月28日、山北町の移住・定住促進に取り組む協定締結式を行いました。最終章となる今回は「締結式編」として当日の舞台裏から締結式後の最新情報をレポート!
- 第1弾、第2弾レポはコチラ
全国的に桜の開花はゆっくり進み、山北駅前の桜並木はまだ5分咲きだった3月28日。官民連携による山北町〝移住プロジェクト前線〟は一気に山北町へ―。
湘南・横浜から1時間。いざ山北町へ
湘南藤沢から「ユーミーらいふグループ・日本PFIインベストメント」(以下JPI)、みなと横浜から「横浜銀行」、丘の横浜より「タウンニュース社」の3社が山北町役場に集結しました。
藤沢・横浜から山北町までは車で約50分~1時間で到着。山北町は漠然と「遠い」というイメージがありますが、本当に〝意外と近い〟んです!
4者呼吸合わせ…
締結式まで20分。山北町湯川裕司町長、ユーミーらいふグループ・日本PFIインベストメント(株)西山和成代表取締役、(株)横浜銀行・桜井陽一執行役員、(株)タウンニュース社・宇山知成代表取締役社長の4者が応接室にて顔合わせ。調印の順番、撮影タイムの確認など念入りに確認しました。
「では、まいりましょう!」。いよいよ会場へ向かいます。準備スタッフとしては、無事終えられるか…この時が緊張のピークでした。
締結式スタート!J:COM小田原など会場に
13時定刻。山北町と企業3社による「移住・定住に関する官民連携における包括協定締結式」が始まりました。会場には取材陣の姿が。報道陣との距離も近く、和やかなムードのなか進行していきます。
- 報道機関:J:COM小田原、神静民報、(株)ポスト広告
定住対策課発足から2019年で10年目を迎える山北町役場。蓄積したデータなどをもとに、山北町でしかできない移住促進プロジェクトを企業と進めていきます。
山北町ならびに企業3社の移住協定への意気込と期待はコチラ。
- 山北町:山北駅前に続き、東山北で2例目となる定住促進マンション事業を進めている。満室も一時的なものにならぬよう民間の力で盛り上げる。自治体だけではできない部分を民間からアイディアをもらい、チャレンジを。山北町が生き残るよう、子育て世帯に優しい町にしていきたい。
- JPI:現在、山北駅前の定住促進マンションに携わっているが、家を作り管理をして終わりにしたくない。移住ページ「やまきたキタキタ。」で町の魅力を発信すると同時にグループ企業のノウハウを活かし、住まいと働く場のマッチング、さらには高齢者が元気に働けるよう支援も行い、山北町に恩返ししていきたい。
- 横浜銀行:桜まつり、もみじ祭りと多くの観光客が集まる山北町。横浜銀行では地域を10年後、どのように発展、活性化させていくか「はまぎん10年後プロジェクト」に取り組んでいる。横浜銀行は2020年に100周年を迎える。全国初のPFI定住促進マンションが成功した山北町。移住協定を着実に進め、当行のあるべき姿を地域に示したい。
- タウンニュース:38年間、地元に届けてきた紙面の切り口をかえて情報発信するのがウェブサイト「RareA」(レアリア)。地元の方々も気が付いていない山北町の魅力を民間目線で町外に伝えていきたい。紙面では扱いにくい情報も紹介し、山北町をスタートに県西地域を盛り上げていきたい。
当日の様子は、J:COM(ジェイコム)小田原のデイリーニュースで放映。地域情報アプリ「ど・ろーかる」でも配信されたほか、各地域媒体が地元ニュースとして取り上げました。
- 反響:「山北町への引っ越しを検討。サンライズやまきたについて知りたい」、「山北町に疎開していた時代があった。同窓会で久々、山北町の話をしたいので町について知りたい」
- 以下「サンライズやまきた」入居者取材
レポート番外編:協定記念に山北ブランド「絹華」
湯川町長自らセレクト。各企業には山北ブランド認証店「絹華(きぬはな)」名物豆腐や油揚げなどが協定記念として振る舞われました。中川温泉郷旅館の食事でも評判のお豆腐。ちなみに店主は、湯川町長と同級生。
第1回 山北町・移住協定会議
移住促進に向け、具体的に今後どんなアクションが起こせるか山北町役場で協定メンバーによる初会議を開催(2019年5月8日)。今後定期的に行い具体的な形にしていきます。
<意見(抜粋)>
- 大学との連携は発信力も強いのではないか?実際に山北に移住した学生もいる。
- 家賃が高い安いではなく、山北町そのものに魅力を感じ住んでもらえるよう地域価値を見出す。