山北町みんなで移住サポート
山梨県と静岡県に隣接する神奈川県北西部の町、山北町は、今から10年前の2009年に定住対策室を設置し、移住・定住対策を本格化させました。都会と思われがちな神奈川県にも実は山北町のような「田舎」があります。
町では「空き家バンク」を皮切りに「やまきた定住協力隊の結成」、「各種助成制度の創設」、「空き家見学ツアーの開催」、「やまきたで暮らしてみようツアーの開催」、「婚活イベントの企画」など各種事業を実施しています。
2週間2万円で古民家暮らしが体験できる「お試し住宅ホタルの家の整備」や「移住者同士の交流会」、「分譲地の販売」、「企業・商業施設の誘致(雇用対策)」などたくさんの定住対策を展開しています。
中でも毎年12月に開催する「空き家見学ツアー」は人気です。ツアー当日の様子と「やまきた定住協力隊」について、レポートします。
空き家見学ツアーきっかけに移住者も
集合場所は交流センター。イベントを盛り上げるのは、「やまきた定住協力隊」です。町内各地区の町民や、移住者、町唯一の不動産事業者「相和技建(有)」社長の佐藤和寛さんが〝移住コンシェルジュ〟として各種イベントで活躍しています。
ツアーをきっかけに移住を決め、翌年には移住をサポートする「協力隊」に参加する人もいます。
地元で唯一の不動産会社を営む佐藤和寛さんがアドバイザーとして同行し、移住を考える人たちの質問や相談にわかりやすく応えてくれます。また、山北町役場職員との交流を通じて町の様子をより深く知ることができるのもこのツアーの魅力です。
「やまきた定住協力隊」には、山北町への移住経験者もいます。今回は、2018年1月に20代の娘と藤沢市から移住した吉田洋子さんもツアーに参加。「昨年は私も参加者でした」とあいさつし、町と暮らしの魅力を話していました。
協力隊長の津田憲一郎さんは、2018年4月に3代目隊長に就任したベテランの塗装職人さん。ツアー中も細かな気配りを随所に見せるなど、とても素朴で面倒見の良い隊長です。
- 参加者の声 スタッフの方達の熱意が伝わってくる。山北に住んでいる喜びも強く感じられた。
こちらは家賃5万円の貸家です。目の前に山があり、山北町の四季の移ろいを年中見渡せるお宅。横浜や都内では味わえない、山北だからこそのライフスタイルが楽しめそうです。
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- チェック ツアー以外にも随時物件見学を受付中なので、気軽に以下定住対策課まで問い合わせを。
こちらはランチの様子。山北名物のしし汁とおにぎり弁当と、町長からのキウイなどの差し入れなどでおもてなししました。町が販売している高台の分譲地にも足を運びました。
ヒルズタウン丸山の分譲地。建築条件なしです。晴れた日には、富士山と相模湾を一望できる眺望最高なロケーションです。
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山北町では秋から冬にかけて、みかん狩りもできます。山北で育ったみかんは、とても濃厚な味でジュースにしてもとっても美味しいです。
- 参加者の声 町の中のたくさんの物件を物件を一度に見られて、名物もいただけて、おみやげももらえて最高だった。車が運転できないので生活導線等検討する点はあるが前向きに話し合ってみる。
新宿・品川まで通勤90分
神奈川県の北西部で山梨県、静岡県と県境を接する山北町は、人口約1万人のまちです。山と水に恵まれた自然豊かな山北町にしかない環境での仕事、ライフスタイルを求め、近年は若者の移住者も出てきています。
町の中心部にあり、JR御殿場線「山北駅」から、都心の「品川駅」や「新宿駅」までは電車でたったの90分。山北町役場から東名高速道路「東京IC」までは車で59分、「東名川崎IC」は52分、「横浜町田IC」46分で到着します。
伊豆、御殿場方面へのアクセスも良好
さらに人気の御殿場プレミアム・アウトレットまでは車でわずか30分、電車でも50分で行け、観光地の伊豆半島や箱根、山梨、さらに長野までの中央道のアクセスも良好です。富士急ハイランドまでも60分で行ける、まさに神奈川の「意外と便利な田舎」なのです。
※この記事の情報は2018年12月28日現在のものです。