観光にはマイナスイメージになりがちな、雨や水を、「恵みをもたらす地域資源」として積極的に活用し、観光誘客をめざそうと、「レインツーリズム・大山秋雨スタンプラリー」が、市内大山で行われています。
大山は平地よりも雨の降る日が多く、別名「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれています。
レインツーリズムは、雨の日ならではの大山の風情を味わってもらおうと行われているもので、今年度は伊勢原市観光協会が市から事業委託を受けて実施。夏山や秋の紅葉シーズンには観光客でにぎわうものの、9〜10月の秋雨の時期には、観光客が減少傾向にあることからスタンプラリーを企画しました。期間は10月31日(木)まで、晴れの日でも雨の日でも毎日開催。
スタンプラリーの台紙は、伊勢原駅の観光案内所(駅ナカ クルリンハウス)や市役所、参加店などで入手可能。応募方法は、大山阿夫利神社下社、大山寺、大山阿夫利神社社務局のいずれか1カ所と、飲食店や土産店など参加22店舗のうち2カ所の計3カ所でスタンプを押印し、回収ボックスに投函する。郵送の場合、11月1日(金)の当日消印有効。抽選で参加店舗で使える5千円分の金券や、伊勢原市の特産品などが23人に当たります。
同協会の志村功事務局長(64)は「スタンプラリーを通して、より多くの方に大山を訪問して頂き、この季節ならではの魅力を感じて頂けたら」と話しています。
問合せは同協会【電話】0463・73・7373へ。