相模原市内の寺社へ行ってみよう!【2020~2021】市内神社仏閣、新型コロナ対策を周知

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相模原市内の寺社へ行ってみよう!【2020~2021】市内神社仏閣、新型コロナ対策を周知
画像はイメージです

「初詣、分散して」

 年末年始を前に、市内の神社仏閣が新型コロナウイルス対策を進めている。市内神社は加盟する神奈川県神社庁の方針に沿い、「新しい生活様式」に合わせた参拝方法などを周知していく方針で、一方の市内寺院らは除夜の鐘を一般開放しないなど、対策を計画している。

 市内神社がコロナ対策の指針とするのが、埼玉県神社庁が提唱する「変わらない祈りのために」キャンペーンだ。神奈川県神社庁が賛同の意を示し、ガイドラインとして加盟神社に提唱しているもので、中には、対策として参拝客の境内での滞在時間を減らすため、一方通行路を作り動線をスムーズにすることや、休憩所の撤廃などが事例として挙げられている。加えて、例年多くの初詣客が手にする鈴尾は一時的に使用できないようにすることを奨励し、複数の賽銭箱を用意することで、1カ所に集中しないようにする事例などがガイドラインには記載されている。

 毎年、正月三が日には3日間で1万5千人近い人出が見られるという清新の氷川神社の浅原寛宮司は「当社もガイドラインに従っていく方針。例年三が日は、参拝客に甘酒などを振る舞うが今年は長時間の滞在を避けるため、中止にする予定。皆さまにご理解いただければ」と話す。

「除夜の鐘」開放せず

 一方、市内寺院でも対策を計画しているところは多い。緑区の瑞光寺や長徳寺、南区にある無量光寺などは、人混みを避けるため、今年は除夜の鐘の一般開放をしない予定といい、市外からも人が訪れる「峯の薬師」の通称で親しまれている東慶寺(緑区)の大石創元住職は「対策を徹底して参拝客を迎えたい。怖がるだけでは駄目。賢く参拝していただきたいと思う」と話している。

 神道思想史などを研究する国学院大学の大東敬明准教授は「自宅の神棚などに新年の無事と平安を祈願する方法もある。今回は、年末を含め1カ所に集中する時期、時間を避け参拝するのが望ましいと考える」としている。

正泉寺:相模原市緑区相原6-6-2

除夜の鐘受付は大晦日22時〜24時30分。本堂内では参拝・お焼香ができます。電話:042-772-2938

西善寺:相模原市南区双葉1-14-2

「修正会」元日の0時から開始。読経と、新年のごあいさつを行います。電話:042-745-7878

氷川神社:相模原市中央区清新4-1-5

元日0時より祈祷受付、神符守札授与。御殿に上がらない預かり祈祷・郵送祈祷もあります。甘酒提供は中止です。電話:042-771-6617

長徳寺:相模原市中央区清新4-2-30

法要:隔月の第2日曜日、1月は「御紐解き法要」。法話会:隔月の20日。どちらも時間は13時30分〜15時。詳細は電話をお願いします。電話:042-772-6088

無量光寺:相模原市南区当麻578

除夜の鐘、参拝者への甘酒配布は中止。「開山忌法要」10月23日、踊り念仏奉納など。電話:042-778-0284

瑞光寺:相模原市緑区元橋本町6-1

コロナ対策のため、今年は総代・世話人のみ23時頃から除夜の鐘を撞きます(一般参加は無し)。電話:042-772-6828

圓應寺:相模原市中央区陽光台1-13-11

年中行事:修正会(元旦)、彼岸会(春分の日・秋分の日)、新孟蘭盆会(7月)、旧孟蘭盆会(8月)、報恩講(10月)、

学習会(不定期開催)。電話:042-776-6751

顕正寺:相模原市南区麻溝台5-14-49

今年は一般の方の除夜の鐘撞きは中止。元旦から4日まで家内安全の木札を用意。分散してのお参りを。電話:042-742-1119

長徳寺:相模原市緑区大島756

コロナ対策のため、住職が23時30分から24時まで除夜の鐘を撞く(一般参加は無し)。釈尊降誕会(花まつり/4月8日)。

電話:042-761-9594

祥泉寺:相模原市緑区中野1925

鎌倉流ご詠歌※毎月第一・第三月曜開催。電話:042-784-0196

梅宗寺:緑区上九沢264

行事 百番観音御開帳(毎月18日)、釈迦降誕生会(花まつり/4月8日)。電話:042-762-2947

日々神社:緑区大島2250

新年祈祷は元旦0時から随時受け付けています。元旦から特別御朱印の頒布もあります。電話:042-713-3788

住所

神奈川県相模原市

公開日:2021-01-02

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