今年も10日間だけの夢の空間が逗子海岸に――。
潮風と波音に包まれながら夕闇の砂浜で屋外上映を楽しむ「逗子海岸映画祭」が4月28日(金)から5月7日(日)までの10日間、逗子海岸を舞台に開幕します。今年も「地球と遊ぶ」をコンセプトに映画上映にとどまらず、海外の文化に親しめるイベントやワークショップなど様々な催しが繰り広げられます。
300インチの巨大スクリーンやレストラン、異国情緒あふれるバザーに光輝くメリーゴーランド。普段何もない砂浜に映画館が整えられ、終了後はまた穏やかな海岸に戻っていく。突如出現してまた消えゆく、まさに夢のような空間です。
プロデュースするのは、写真家やミュージシャンなど地元クリエーターから成る「CINEMA CARAVAN」(志津野雷代表)。毎年一から企画を練り上げ、設営や運営も仲間たちが担っています。映画祭は2010年にスタートし、8回目。今やゴールデンウィークの恒例イベントとして定着し、昨年はのべ約1万5千人が訪れました。
数年前からテーマの基軸にある「国際交流」。代表の志津野さんらが日本や世界を旅するなかで感じてきた人々との出会いや多彩な文化を体現します。親交のあるスペイン・バスク地方から料理人が来日し本場の料理を振る舞うほか、インドネシアのアーティストらによる持ち込み企画もあります。「ここでしか出会えない人や異国の文化と触れ合って〝旅〟を体感してもらえれば」と志津野さん。
上映作品は日替わりで「フォレスト・ガンプ 一期一会」(28日)「ペレ 伝説の誕生」(30日)「時をかける少女」(3日)など、各国の名作を楽しめます。
※写真は昨年の様子(主催者提供)