柿生小学校で14日、被災時の対応などを学ぶ「体験型自主防災訓練」が開催され、地域住民など約300人が来場した。幅広い世代が災害の疑似体験に参加し、有事への備えを学んだ。
この催しは上麻生東町内会と柿生地区総合型地域スポーツクラブGETの共催で、近隣の町会や自治会などが協力して地域防災訓練も兼ねて実施。参加者は起震車や煙ハウス、消火ホースキット放水といった体験を行ったほか、非常食の試食や災害情報ブースに足を止め、関心を寄せていた。
昨年に続きイベントに参加したという片平在住の父娘は、非常用の乾燥米「アルファ化米」を使って作られたわかめご飯のおにぎりを試食。父親は「子どもは楽しみながら防災体験ができた」と話していた。
GETの林建代表は「今回は台風後の開催となり、参加者の関心が高かった。区域をまたいだ連携で防災訓練を行うことが大切。さまざまな体験を通じて防災意識を高めて欲しい」と話した。