地域密着型ニュースサイト 「ヨコハマ経済新聞」によるライターの育成講座が2月9日からスタートする。
この講座では、より多くの人が「ライター=情報の発信者」となり、学び、つながりながら、横浜の未来をつくっていくことを目指す。
元新聞記者が講師に
コーディネートするのは「社会広報WORKS」代表の三澤一孔さん(54)。三澤さんは元神戸新聞記者で、その後、東欧のコソボで支援活動と広報に従事。国際開発ジャーナル編集部を経て、国際協力機構(JICA)などのNGOで広報やウェブサイトを担当してきた。現在は取材・編集、広報に関するコンサルティングを行っており、2019年の夏にヨコハマ経済新聞を運営するNPO法人横浜コミュニティ・デザインラボが主催するイベントに参加し、同ニュースサイトにかかわるようになった。
今講座のコンセプトは、座学→体験→レビュー(体験結果の振り返りなど)の循環による学習。概論から記事の書き方、取材、インタビューの方法、また共感を広げる見出しや写真など技術的な内容が盛り込まれている。さらに報道と広報の違いや取材相手の思いや伝え手側の思いなど、記事を書く上での心得なども学ぶ。講座ごとにゲスト講師も招く。
発信ノウハウ学ぶ
三澤さんは広報の重要性について「課題を解決・改善するために有効な手段」と指摘する。「個人や組織が抱えている課題を外部に伝えて、初めて問題が世の中に認識され、支援の輪が広がるなど解決に向かった動きができるようになる」と説明した。
コロナ禍、対応に追われる医療現場や福祉施設などでも、「そこにある問題を自ら発信できるノウハウを身につけてもらえたら」と三澤さんは期待する。
原則毎週火曜日の午後6時30分から2時間で全6回、3月23日までを計画する。コロナ禍のためオンラインでの開催予定(状況により実際に集まる講座も検討する)。
講座定員は20人〜25人。参加費用は6回通しで 1万円(学割7500円)、各回参加は2千円(学割1500円)。
同講座は、横浜コミュニティデザイン・ラボをはじめ、ハーチ株式会社、(一社)YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスからなるLOCAL GOOD YOKOHAMA2・0実行委員会の主催。
申し込みなどの問い合わせは同ライター講座担当【電話】045・664・9009/info@hamakei.comへ。