「鯉のぼり谷渡し」4月29日(土・祝)から5月6日(土)まで
相模原市緑区の佐野川地区で4月29日(土・祝)から5月6日(土)まで「鯉のぼり谷渡し」が開催される。
佐野川地区で春の恒例となっているこいのぼりの谷渡し。地域の有志で組織される「鯉のぼり谷渡しの会」が中心となり、約250匹のこいのぼりが澤井川の上空を泳ぐ。群泳場所は神奈中バスの和田バス停(佐野川659の3)周辺。
こいのぼりが泳ぎ始める瞬間も見どころ
見どころは「こいのぼりが泳ぎ始める瞬間」と同会の小池芳実会長。こいのぼりの取り付け作業は、29日の午前8時から始まり、3本のワイヤーに付けられたこいのぼりを会員らが1本ずつ揚げていく。「地べたからだんだん揚がっていき、一斉に泳ぎ出す瞬間は『見事』の一言」と言い加える。
谷渡しが始まったのは1983年より以前で、2019年に終了した相模川の「泳げ鯉のぼり相模川」より歴史がある。当初は村おこしのために、和田自治会の下部団体であった「橋場組」のメンバーが始めたもので、各家庭から借りたこいのぼりを吊るしていたという。
また、会場周辺の管理も同会が中心となって行っており、草刈りや枝の伐採など、1年かけて会場の維持に努めている。小池会長は「会員が気持ちよく協力してくれてこいのぼりができている。昨年は川崎や千葉から見に来てくれた人もいた。今年も大勢の人に見に来てもらえれば。見学の際は、車に注意して見てほしい」と話す。
会場付近では子ども向けに、ボランティアによるぶんぶんごまの体験やわたがし、ポップコーンのプレゼントもあるという。
問い合わせは藤野観光案内所ふじのね 電話:042・687・5581