2021年に自宅の一室で開業、間もなく2年が経つ『はり灸院 仁』。自身の怪我をきっかけに、鍼灸師を志したという三樹仁院長。津久井生まれの津久井育ち、地元をこよなく愛する三樹院長に、遠方から通う人も多いという「手技」について話を聞きました。
体を改善するのが『プロの施術家』。
痛みや辛さに真摯に向き合う
患者さんの痛みや悩みに対し、常に『プロ』意識を持って施術に励んでいるという院長。「長年続く症状を、諦めてしまっている方がたくさんいらっしゃいます。そんな方の問題を一緒に解決し、笑顔になってほしい。原因を見極め、根本改善を目指す。私は施術家のプロなので」と想いを語ります。競合が多いという新宿で10年間修行を積み、多くの患者さんの悩みに接してきた院長。患者さんの痛みや辛さに真摯に向き合う姿勢を感じます。
東洋医学のチカラ
北里大学東洋医学総合研究所で伝統的な古典鍼灸も学んだ院長。「痛みや不調の原因は必ずどこかにあります」と語気を強めます。『はり灸院 仁』では、電気などは一切使用せず、時間をかけて、はりと灸を『手技』で施術していきます。はりや灸でツボを刺激し、交感神経や副交感神経の働きを向上。人体をめぐる筋膜の滞りを正常化することで、本来人間が持つ「自然治癒力」を高めていくそうです。
自律神経✖️筋膜にアプローチ
原因は・・・
慢性化してしまった凝りや痛みの原因は「筋膜の異常や自律神経の乱れかもしれません」。ストレスで自律神経が乱れ、体調を崩してしまう人が多い現代社会。「内臓は自律神経に支配されています。はり灸の刺激を与えることで、自律神経のバランスを整え、内臓機能を改善させることができます」と院長。続けて、「整体ではなかなか緩まない強い筋肉の凝りには、筋膜に直接はりを届かせて血流をよくしていきます」と教えてくれました。
院長の元には、口コミなどで遠方から通う人も多いといいます。
【通院する患者さんたちの悩みの一例】
〈整形外科疾患〉肩こり、腰痛、膝痛、椎間板ヘルニア、すべり症、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、テニス肘、胸郭出口症候群、腱鞘炎、緊張性頭痛
〈内科疾患〉冷え性、生理痛、生理不順、のぼせ、更年期障害、ホットフラッシュ、偏頭痛、メニエール病、不眠、耳鳴り、慢性便秘、シェーグレン症候群
はり・灸の施術までの流れは・・・
院長はまず、カウンセリングに時間をかけます。「いつから、どんな経過で痛みが出ているのか。日常生活のこと、個人差もある辛さ、じっくり話を聞いて理解することが重要なんです」と院長。話を聞き、身体の検査を実施した後、原因を推測した上で患者さん一人一人に合った施術を提案していきます。
細さわずか0.16ミリの痛くない「はり」と、火種が皮膚に直接当たることがない安全性に優れたシールタイプの気持ち良い「灸」で施術をしていきます。施術を受けた人の約9割の人が、初回から効果を実感しているそう。
日常生活のアドバイスも
施術後は日常生活でのアドバイスやセルフケア方法などの指導にも力を入れているといいます。院長は「諦めず、悩みの症状があれば、まずは相談して欲しい。連絡をくださった勇気を受け止め、一緒に改善を目指していくのが、プロの施術家である私の使命です」と力強く語ってくれました。信頼できるプロに出会えたような気がします。