茅ヶ崎市萩園、茅ヶ崎西部の工場跡地に、ビール好きを唸らせる一軒の醸造所があります。
「PASSIFIC BREWING(パシフィックブリューイング)」。 高校時代からの友人である、地元・茅ヶ崎出身の大庭陸さんと、都内出身の山本俊之さんが2021年9月にスタートさせたブルワリーです。

左:山本俊之さん、右:大庭陸さん
醸造所としての歩みも5年目を迎え、いまや茅ヶ崎のクラフトビールシーンを牽引する存在となっています。その根底にあるのは、「海を越え、山を越え、ビールと旅する」というマインドと、飽くなき探究心。
パシフィックのビールには、決まった形に留まらない面白さがあります。「定番の商品でも、マイナーチェンジを繰り返している」と語るように、小規模醸造という強みを活かし、全国各地に足を運び、多様な酵母や原材料を試し、味わいや香りの研究を重ねる日々。時には国産ホップのみを使った仕込みに挑戦するなど、その試行錯誤こそがパシフィックの個性となっています。

日々試行錯誤を繰り返しながら新作をリリース
街に開かれた「酒場」という文化
醸造所が5年目を迎える一方、茅ヶ崎駅前の繁華街にある直営店「Pepown(ピーポン)」もオープンから2周年を迎えました。

ここは敷居の高いレストランではなく、あくまで「酒場」。 「茅ヶ崎は食文化が進んでいる街。だからこそ、街の料理に合わせて自分たちのビールを楽しんでほしい」という想いから、広く開かれた間口や和のテイストを取り入れたフードを提供。仕事帰りにふらっと一杯、そんな気軽な賑わいを生んでいます。
クラフトビールの未来を担う「手工業」
昨今のマイクロブルワリー・ブームにより、全国の醸造所は1000箇所にも及ぶと言われています。茅ヶ崎市内でもブルワリーが増え、設備導入のハードルは下がりましたが、一方で「造り手」の不足という課題も見えてきました。

パシフィックが大切にしているのは、機械任せではない「小さな手工業」へのこだわり。 現在は後進の育成にも力を注いでおり、将来的には「海と山をつなぐ」というコンセプトのとおり工場の増設も見据えています。現在は農業にも取り組んでいるようで、彼らにとってビール造りは、土を耕すことから始まる地続きの営みなのかもしれません。
ビールを通じて、茅ヶ崎と日本各地を、そして現在と未来を繋ぐパシフィックブリューイング。 彼らが醸す次の一杯は、私たちをどんな景色へと連れて行ってくれるのでしょうか。
【Passific Brewing】
ホームページ:https://passific.thebase.in/
【Pepown(ピーポン)】
住所:神奈川県茅ヶ崎市共恵1-6-9
営業時間:平日:15:00~24:00、土日祝:12:00~24:00
定休日:インスタグラムにて掲載
インスタグラム:https://www.instagram.com/pepown.chigasaki/?hl=ja
















