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<雄三通りをこよなく愛する移住者 小野寺将人さんの茅ヶ崎暮らし>「エキウミ」流茅ヶ崎暮らし

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<雄三通りをこよなく愛する移住者 小野寺将人さんの茅ヶ崎暮らし>「エキウミ」流茅ヶ崎暮らし

小野寺将人(おのでら・まさと)さん
ローカルインタビューメディア「エキウミ」の管理人で、「雄三通り」をこよなく愛する移住者のひとり。普段は都内のIT系企業にお勤め。妻と小学生のお子さん2人の4人家族。

「エキウミ」の活動で、僕はこのまちの一員になった

小野寺さんが湘南エリアに初めて訪れたのは、大切な友人の結婚式だったという。まったく地縁がないエリアだったが、気候の良さと自然豊かな市街地の雰囲気に魅力を感じ、思いが高まって家族で引っ越しすることに決めた。

小野寺さんは、平日は会社員の顔を持ちつつ、茅ヶ崎のローカルインタビューメディア「エキウミ」の管理人としてもマイペースに活動している。

「新参者の僕が茅ヶ崎の人たちと関わりを持ちたいと思っていたときに、ちょうど雄三通りを盛り上げる『雄三通りスマイルプロジェクト』に声をかけていただいたんです。僕にできることということで、ITの知識を生かしてインタビューメディアサイトを始めました」と小野寺さんは当時を振り返る。

サイト名の「エキウミ」は、雄三通りが茅ケ崎駅(エキ)から海(ウミ)につながっているストリートというところから命名した。このエキウミの活動は小野寺さんにとっていいことづくめだという。

「エキウミのインタビュー取材を通して、地元の方々からいきなり深い話が聞けたり、面白い活動をしている人たちに出会えたり。僕が茅ヶ崎になじみ、まちの人たちと関係を築けているのもこのサイト運営があったからです」

今回の取材では、小野寺さんと一緒に雄三通りを歩いて、エキウミから親しい間柄になった魅力的な商店主たちに会いに行ってきた。

それでは、「エキウミ流 茅ヶ崎暮らし」をのぞきに、雄三通りへ出かけてみよう!

茅ヶ崎出身のキャラクターデザイナーRyu Ambe(りゅう あんべ)さんのイラストが雄三通りを飾る。

男が惚れる男!? 魚屋「魚卓」の浅見卓也さんにごあいさつ

「いらっしゃい!」と元気な声で迎え入れてくれたのは、茅ケ崎駅南口から歩いて3分、新鮮な魚がたくさん並ぶ魚屋「魚卓」の浅見卓也さん。15歳から30年以上この道一筋という生粋の魚屋だ。現在は茅ヶ崎をはじめとした湘南エリアで「地魚・鮮魚・青果の専門店」を展開し、地元に根強いファンが大勢いる。

(画像引用元:https://www.instagram.com/p/CHDMq83jJBh/)

魚卓の人気の秘訣を小野寺さんに聞くと「新鮮な地魚や刺身・寿司なら魚卓さんをおすすめしています。そして代表の浅見さんの魅力は『地元に貢献したい!』という熱い思いがあるところ。僕が『エキウミ』をはじめたときに、最初にインタビューをさせていただけたのが浅見さん。浅見さんからエキウミはスタートしました。気さくにお話をしてくださるので、お店で見かけたら皆さんも話しかけてみてください」と紹介をしてくれた。

雄三通りスマイルプロジェクトの代表でもあり、そして「男が惚れる、男のなかの男!」として、一目置かれる頼りになる存在だ。

素材を活かしたパンをつくるB-grotto(ビーグロット)の石井幸男さん

魚卓さんを後にして雄三通りを歩いていると、香ばしい焼きたてパンの香りがしてきた。 次に伺ったのは、パン屋の「B-grotto(ビーグロット)」だ。

「どんな有名店にもひけをとらない味だと僕は感じています。妻もこちらのパンが大好きなので、よくお世話になっています」

そうして小野寺ファミリーの食卓に幸せを運んでいるのだとか。

(画像引用元:https://www.instagram.com/p/CHaTQ4sDTsG/)

そんな小野寺さんにオーナーシェフ・石井幸男さんの魅力を聞いてみる。その真面目でひたむきな職人姿勢には仕事人として憧れを抱くほどだという。

「取材して知ったんですけど、パン屋さんって朝から晩まですごく忙しいんです。それほど打ち込める仕事に就いているって、格好良いじゃないですか。そしてこちらのパンを食べてみると、石井さんの誠実な仕事ぶりが伝わってきます。お店の奥の厨房で仕事をされている様子が見られるので、売り場からのぞいてみてくださいね。石井さんの奥様にも、いつもお世話になっています」

お店に並ぶパンは毎日約80種類。シーズンごとに新しい種類のパンが続々と登場している。「エキウミ」の焼き印が入った黒糖茶房とのコラボ食パンも並んでいるというのでチェックしてみて!

茅ヶ崎を代表するアイスクリーム屋さんPlenty’s(プレンティーズ)の長谷川裕さん

散策しながら次に訪れたお店は、アイスクリーム屋の「Plenty’s(プレンティーズ)」だ。パステルカラーのアメリカンな外観は、まちに明るさと元気をもたらしているよう。プレンティーズでは、マイナス20度の大理石の上でつくる「まぜまぜ」アイスのほか、焼きたてワッフルやアメリカンスイーツをイートインでいただける。

(画像引用元:https://www.instagram.com/p/CHnHCaxjb3T/)

平塚生まれの代表・長谷川裕さんが茅ヶ崎にアイスクリーム屋さんをオープンさせた理由が素敵だった。「ビーチサンダルで、アイスクリームを持って歩く姿が茅ヶ崎なら似合う」とピンときたからだそう。現在、雄三通りの本店のほか、テラスモール湘南でも店舗展開している。

長谷川さんに会うなり小野寺さんは、どこか照れくさそうに話す。「とにかく頼りっきりで・・・(笑)。いつも困ったときには人を紹介してくれたり、相談に乗ってくれたりと、お世話になりっぱなしなんです。なにか茅ヶ崎で始めたいことがある人は、まず長谷川さんに相談したら間違いないと思います」

雄三通りスマイルプロジェクトの舵取り役としても活躍している長谷川さん。「長谷川さんはすごく人望が厚い方で、しかもプロジェクトを推進させる力があるので大勢の人が集ってくるんですよね」な~んて話をしていると、やってきたのは・・・?

湘南・横浜のスーパーマーケット、たまやの原浩仁さんが登場!

大正元年創業の、茅ヶ崎の老舗スーパーマーケット「たまや」の代表取締役・原さんとばったり遭遇!(←本当に偶然!)

原さんは湘南・横浜でスーパーマーケットを経営している地元企業の経営者だ。大きな会社を経営しつつも、親しみやすく気さくなお人柄が笑顔からにじみ出ている。

「原さんは、10店舗以上も経営するような方なのに、僕が地域の活動に加わることをオープンに受け入れてくださいました。こうして突然お会いしても、頼めば気軽に写真を撮ってくださる素敵な方です(笑)」と小野寺さん。ちなみに、このたまや幸町店に描いてある絵が、雄三通りスマイルプロジェクトが手がけた壁画の代表作品なのだそう。

さてさて、原さんとの近況報告を終えたら、次のお店にレッツ・ゴー!

オーダーメイドスタイルが人気の花屋ewulu(エワル)の境はづきさん

「次はおすすめのお花屋さんです。ぱっと見だとお花屋さんって気付きにくいんですが、ドアを開けると素敵な世界が広がっています」

小野寺さんが自信を持って紹介してくれたお店は、花屋「ewalu(エワル)」。ここではプレゼントに使えるおしゃれなブーケや、日常使いのアレンジメントの他、クリスマスなどの季節のリースなどをオーダーメイドで制作している。アンティーク調でハイセンスなデザインが特長だ。

こちらのオーナーは、元々アパレルメーカーでお仕事をしていたという境はづきさん。ぱっと明るい笑顔がキュートな方だ。境さんとはこんなエピソードがあるそう。

「エキウミを始めたときに、多くの人に知っていただこうとキャンペーンを考えたんですね。はづきさんに相談をしたら『うちのお店のお花をプレゼントにつけて!』と無償で提供してくれたんです。エキウミはボランティアで運営しているので、その優しい気遣いとプロの仕事がうれしかったですね。その後も移住者のはしご酒ツアーを企画してくれたり、エキウミの記事を積極的に拡散してくれたり、とにかく先回りして人のために動いてくださる方です」

お花のアレンジメントが架け橋となって気持ちを伝えるように、境さんは茅ヶ崎の人と人、笑顔と笑顔をつなぐ架け橋のような存在なのだとか。お花に囲まれたお店のなかで、二人の笑顔にも花が咲く。

移住者の僕がこのまちの一員だと思えるとき

雄三通りのお店に立ち寄りながら、お店と店主の魅力について話を聞いていくと、提供する商品のクオリティの高さ、そして店主の人の良さに気付かされる。他にも、雄三通りスマイルプロジェクトでお世話になった黒糖茶房の大森健司さん、岡田治療院の岡田信行さん、稲岡ハウジングの稲岡武義さん、クーカイのマスターやみぽりんさんのところにも立ち寄りたかったが、時間の関係でかなえられなかったことを小野寺さんは残念がっていた。

今回、小野寺さんに取材依頼をしたときに、「雄三通りを歩いてお店と人の紹介をしてみたい」という提案をもらった。

その理由を聞いてみると、「僕もそうだったように、移住してくるとそのまちでは知り合いがいません。移住者がまちの一員だと思えるときは、地元の人に接する時間なのかなと思います。この記事が茅ヶ崎に遊びに来る人、そして移住を考えている人に届いたとしますよね。その方と雄三通りの皆さんとの会話が生まれて、茅ヶ崎の一員になってくれたらすごくうれしいです」

茅ヶ崎に訪れる人の多くは、駅から海に向かうときに雄三通りを歩くことだろう。素敵な店主たちとのコミュニケーションも楽しんでみるといい。きっと「茅ヶ崎の人の良さ」に触れられるに違いない。

Information
■魚卓(うおたく)
https://uotaku.jp/ (公式)
https://www.instagram.com/uotakumaru/ (Instagram)
https://www.ekiumi.com/posts/2728005/(エキウミ)
https://shonanchigasaki.com/uotaku/ (魚卓のネットショップ)

■B-grotto(ビーグロット)
https://www.instagram.com/b_grotto/ (Instagram)
https://www.ekiumi.com/posts/3801846(エキウミ)
https://shonanchigasaki.com/b-grotto/ (B-grottoのネットショップ)

■Plenty’s(プレンティーズ)
http://plentys.net/ (公式)
https://www.instagram.com/plentysicecream/ (Instagram)
https://www.ekiumi.com/posts/2800784/(エキウミ)
https://shonanchigasaki.com/plentys/ (Plenty’sのネットショップ)

■たまや
http://www.fresh-tamaya.jp/ (公式)
https://www.instagram.com/fresh.tamaya/ (Instagram)
https://www.ekiumi.com/posts/3539254/ (エキウミ)

■ewalu(エワル)
https://ewalu.shopinfo.jp (公式)
https://www.instagram.com/ewalu.flower/ (Instagram)
https://www.ekiumi.com/posts/3694239/(エキウミ)
https://shonanchigasaki.com/ewalu/ (ewaluのネットショップ)

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公開日:2021-04-01

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