2022年60周年を迎えます
1962年に、クリスチャンである故青木卓司が「幼児期には学問の修業以前に、人間の土台となる心身の基礎作りをすることが大切である」という理想を掲げ、キリスト教主義の幼児教育をめざし、平塚市豊原町に「めぐみ幼稚園」が建てられました。
その後、現在の纒に住所を移し1974年に「学校法人青木学園平塚めぐみ幼稚園」に改称。現在に至ります。
教育方針
- 「元気で丈夫な子に育てる」
- 「温かい心と強い心を育てる」
- 「基礎的な生活習慣を身に付ける」
- 「自分の気持ちを言葉で表現する(相手に伝える)」
この4つの教育方針を掲げる平塚めぐみこども園では、心身共に育てる充実した教育保育が特長となっています。
「頑張る気持ち」を養いたい
認定こども園に移行した5年ほど前に園舎が新築され、真新しい建物の中、そして太陽が降り注ぐ園庭では、日々子どもたちが元気いっぱいに生活しています。
- 「めぐみの子どもたちの多くは、卒園時に鉄棒の逆上がりができるようになる」
というのは地域でも有名な話。
「基礎体力づくりは幼児期が重要。転んでもすぐに手を出せる瞬発力や注意力は幼い時期ほど身に付きます」と青木正子園長。鉄棒だけでなく、園から花菜ガーデンまで歩く園外保育なども子どもたちの丈夫な身体づくりに寄与しているのでしょう。とはいえ、逆上がりができるようになることよりも、「頑張り続ける、挑戦し続ける気持ちを育ててあげたい」(青木園長)というのが根底にあるようです。
- 一方、「自分の気持ちを言葉で表現する」ために同園では讃美歌や紙芝居などを通し、普段の恵まれた生活に感謝する心や勇気、素直な心も同時に育んでいます。
みんなでできる限りの対策を
そんなめぐみ園児たちの日常生活に影を落とした新型コロナウイルス―。
休園を余儀なくされた昨年春、同園の先生たちは動画配信サービス「You Tube」を使って園児と保護者に情報発信を試みるなど、先生と園児が会えない期間も可能なかぎりコミュニケーションを図る努力をしました(※文末の動画をご参照ください)。
園の再開後は、園舎の入口に消毒液を設置したり、教室の机に間仕切りを用意するなど感染予防対策を徹底しました。トイレ休憩時は廊下に行列ができますが、「前ならえ」でソーシャルディスタンスを確保する努力も怠りません。
- まだまだ出口が見えないコロナ禍ですが、先生たちが子どもたちに注ぐ愛情と、それを受け止める園児たちの笑顔で必ずやこの難局を突破していくことでしょう。