のびのびと実体験から学ぶ保育を実践
学校法人新藤学園は、「子どもたちになまの自然体験とさまざまな遊びのなかで生命の飛躍を!」の志をもって昭和45年に「美里幼稚園」を、昭和53年には「大神美里幼稚園」を開園しました。平成27年4月からは、平塚市内の私立幼稚園で初めて、幼保連携型認定こども園「美里・柿の実こども園」としてスタート。令和元年末からは、企業主導型保育園を開園するなど様々な幼児教育の形を取り入れています。
美里・柿の実こども園
新藤輝園長は、「田園地帯であるこの地で生まれ、自然が育んでくれるあたたかさ、たくましさを『未来を背負う子どもに伝えていきたい』との熱意をもってこども園経営にあたっています」と話します。
こころとからだを育むのは半世紀変わることのない「自然体験」
恵まれた自然の中で、全力で遊ぶことを教育方針に据えている同園。質の高い遊びを体験することで子供時代ならではの感性を育んでいます。
れんげつみ(5月)から始まり田植え(6月)、水遊び(7月)、落花生の収穫(9月)サツマイモ掘り(10月)、稲刈り(11月)、餅つき(12月)どんど焼き(1月)、豆まき(2月)ジャガイモ植え(3月)と、四季を通して自然を体験しながら多彩な経験をします。
また、それだけではなく「子どもは外で元気に遊ぶもの」という文化を年がら年中体現しているのが、同園の大きな魅力であり特長です。
未来を背負う子どもに伝えていきたい
もちろん楽しく遊べる園生活を第一に考えていますが、同園では、あいさつやお礼といった礼儀も日々の中に上手に溶け込ませ、子どもが心を動かされる出会いや体験を得られる手立てを毎日の生活の中に用意しています。「土の感触、水の温度、生き物の鼓動、命の大切さ。どこの園にもないこの自然体験が、子どものこころとからだをやさしく、たくましく育てる」ーこの育て方は時代が変わっても、この先変わることはないでしょう。
大神美里幼稚園
2023年にジ・アウトレット湘南ひらつかがオープンし、市内でも注目度の高いエリアにある大神美里幼稚園。平野眞由美園長は「園児の居場所作りを大切にしているため、クラスや学年に縛られることなく、職員の目の届く範囲で自由に行き来する園児の姿も見られます」と話します。
「実体験から学ぶ」ことを重視した保育を心がける
身近な生活や自然と深くかかわった素材で、ダイナミックな遊びを子ども自らが求めて体験できるよう、環境作りや素材提供、手助けなどに力を入れる同園。
秋には稲刈りをした米のもみがらで、寝転んだり、その感触を確かめたりしながら遊ぶ体験をしました。自然豊かな場所に位置する同園ならではの魅力ですね。
また冬には、園児らが園の畑で種から育てた大根を収穫し、わらのタワシで洗い、干してたくあん漬けにする作業を行っています。保護者からは「なかなか家ではできないので、貴重な体験をさせてもらえてうれしい」と好評の声が寄せられています。
本当に自然の素材を大切にしている同園。園の畑では、先ほど紹介した大根のほかにサツマイモも育てています。サツマイモは収穫の前にツルを切る作業があります。同園では、その切ったツルを使って綱引きをして遊ぶそう。なにひとつ無駄にしない、そして自然の素材を存分に楽しむ園児の姿が見られます。
専門講師による造形活動やスポーツにも注力
ドイツよりオルフ楽器をとりよせ、専門的な指導を実践している同園。ドイツのカールオフルの音楽教育は、子どもの自然な感情表現としてつねに動作がともなうもので、歌や言葉を結びついています。
未就園児教室「ピヨピヨ組」、「りんご組」も募集
両園では随時、未就園児教室「ピヨピヨ組」の園児を募集しています。また、3歳の誕生日を迎えた日から入園できるクラス「りんご組」も随時募集中。
そのほか隣接地では、0~2歳児の預かりも行う「美里・柿の実保育園」も運営中。ニーズに合わせて選べるので、詳細はお問合せを。
学校法人新藤学園
認定 美里・柿の実こども園 平塚市下島824 0463-55-3830
認定こども園 大神美里幼稚園 平塚市大神5丁目12-1 0463-54-3288