色彩の魔術師「異才の洋画家 二見利節」二宮町ふたみ記念館10周年記念展

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色彩の魔術師「異才の洋画家 二見利節」二宮町ふたみ記念館10周年記念展
二見利節の油彩画やルーフィング作品

 二宮町出身の洋画家・二見利節(としとき)(1911〜1976年)の作品を保管・展示するふたみ記念館で、開館10周年記念展が10月29日から始まった。1933年に春陽会展で初入選した「温かい部屋」をはじめ、初期から生涯を閉じるまでの絵画51点を紹介。二宮の風景や箱根山を描いた作品なども展示している。

 平塚市美術館からポジフィルムを借りて印画した複製4点も並ぶ。開館10周年に際し、二見利節をたのしむ会が寄贈した。100号に相当する「マドモアゼルミホ」は第47回国画展に出品されたもので、迫力ある描写が特徴だ。

 利節は独学で絵を始め、20歳のころに小田原市の井上三綱に師事。新文展(現在の日展)で連続特選を果たした。青年期は穏やかな色調の具象画を描いていたが、出征から帰還後はキュビズムなどに刺激を受け、鮮やかで抽象的な画風に変化。多様な画材と技法を使い、屋根用防水紙にオイルパステルを塗り込んで絵巻のようなルーフィング作品も制作した。

 「『湘南の異才』『色彩の魔術師』ともいわれる利節。没後45年経った今日でも普遍的な魅力をたたえる数多くの作品をご覧ください」と同館。

 会期は2022年10月23日(日)まで。観覧料200円(中学生以下無料)。午前10時から午後4時(入館3時30分)まで。月・火曜日(祝日の場合は翌日)休館。問い合わせは同館【電話】0463・70・3210。

開催日

2021年10月29日(金)~2022年10月23日(日)
午前10時から午後4時(入館3時30分)

月曜日・火曜日(祝日の場合は翌日)休館

住所

神奈川県中郡二宮町山西1953−1 ふたみ記念館

費用

観覧料 200円(中学生以下無料)

問い合わせ

ふたみ記念館

電話

0463-70-3210

0463-70-3210

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公開日:2021-11-17

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