全国の葬儀場費用の平均は約121万円と言われています。葬儀社から勧められるがままに進めると、必要以上に広いホール、豪華な祭壇…なんてことも。
実際に近しい人の死に直面すると、悲しみと非日常的な状況の中、多くの事に対応しなければならず、つい葬儀社任せになってしまい、わけが分からないまま終わってしまったなんてことも少なくありません。
お葬式は家族とのつながりを再確認させてくれる、とても大切な時間です。後悔しない納得の葬儀を行うためにも、知識や情報、そして準備が大切。今回は無限大に方法があるお葬式の中から、「こんなやり方もあるんだ!」というお葬式をご紹介します。
<目次>
●まちかど葬儀
辻道雄さん―娘・信子さんに聞きました―
●友人が主催。「三密」を避けながら仲間で送るお葬式
●玄孫まで参加。家族葬・一日葬の新たな形
●その他の事例多数!(随時更新)
●かながわセレモニーサポート“だから”できること
まちかど葬儀
ポイント
- 身内だけでなく地域で送り出す「あたたかい葬儀」
- 認知症でも大丈夫。大切なのは送る“心”
- 家族の知らない故人の一面を知ることができる
- 死をタブー化しない社会の実現へ
- 死生観を地域へ取り戻す
まちかど葬儀とは?
「故人と家族の思いを第一に」と神奈川県藤沢市の地域密着の葬儀社「かながわセレモニーサポート」が手がける「故人とのお別れ会」です。家族や親しい友人のほか、介護施設や病院のスタッフ、地域住民など、これまで関わってきた人たちが、誰でも参加自由。
希望がある場合は、神奈川県藤沢市の湘南大庭にある福祉事業所「ぐるんとびー」の利用者を中心に、地域に開けたぐるんとびーの地域交流スペースで行われることもあります。
辻道雄さん ―娘・信子さんに聞きました―
2021年5月に急逝した辻信子さんの父・道雄さん。自宅でひとりで過ごすタイプの道雄さんの葬儀は、「少ない人数で家族葬で送り出すことになるんだろうな」と思っていました。そんな時、道雄さんと母・知子さんが利用する看護小規模多機能型居宅介護「ぐるんとびー」で、「まちかど葬儀」を紹介してもらいました。
- 選んだ理由は何よりも「母が参列できること」。また、道雄さんもお世話になったぐるんとびーのスタッフさんも一緒に参加できることも魅力的でした。
全盲で認知症の母は、介護やサポートが必要なため、参列は通常の葬儀だとハードルが高く、ほぼ不可能。ですが、まちかど葬儀であれば、かながわセレモニーサポートの理解と協力に加え、葬儀中はぐるんとびーのスタッフさんが代わる代わる母の面倒を見てくれいたため、信子さんは「安心して葬儀に集中できた」といいます。
コロナ禍で親族も遠方からは呼べず、神奈川県内の親族のみ。「ほとんど付き合いもない父だったのに、若い女性に囲まれて(笑)本当にたくさんの方々が見送ってくださって、すごくうれしかった。奇跡だなって思いました。にぎやかに温かく送り出せてよかった」
また、ぐるんとびーのスタッフから「道雄さん、こんなお話しをしていたんですよ」「知子さんと2人の時はこんな会話でしたよ」と、これまで全く知らなかった父と母の姿を教えてもらえたのも新鮮でした。「娘には見せない2人のが姿が分かって貴重な時間でした」
ほかにも、ぐるんとびーのスタッフ一人ひとりが、メッセージを書いた折り鶴を棺に入れてくれたり、入り口のエントランスの看板を華やかにしてくれたり、細部まで心遣いをしてくれたそうです。
「参列していた私の友人も思わず『こんなことまでしてくれるの!』って感動していました」
事前相談の前に急逝した父の葬儀は、スピード感もあるものでした。「葬儀は大変」ということも周囲から聞いおり不安もある中、かながわセレモニーサポートは、やらなくてはいけないことを的確に教えてくれたので、スムーズに進めることができたといいます。
LINEを使ってやりとりができたのもポイント。葬儀当日の朝に、今まで見当たらなかった父の写真が見つかり、どうしても葬儀で使いたかったため、データをLINEでかながわセレモニーサポートに送信。「普通だったら取り合ってくれないかもしれないけど、間に合わせてくれました」
- 家族の「こうしたい」という希望・要望に“すごく寄り添ってくれる”かながわセレモニーサポート。相談もしやすく、「突然お願いする葬儀社だったらできなかったこと。今後ほかでやることは考えられない。友達にも勧めます」と信子さんは話していました。
ぐるんとびーのスタッフをはじめ、地域のみんなで道雄さんをあたたかく見送ってくれたこと、50年連れ添った母・知子さんが道雄さんを見送ることができたこと、その両親の姿を見届けられたこと、すべて大満足。納得の葬儀を行うことができました。
- 「葬儀はしめっぽいものだと思っていたけど、そうではなく皆さん本当に心から見送ってくださった。感謝の気持ちでいっぱいです」
ぐるんとびースタッフ・齋藤恵さんより
死を社会でタブー化しないことを大切にしています。「自宅で生まれて自宅で死に落ちていく」という一昔前まで当たり前だったことが、今はどんどん病院等に託されるようになって、死が隠れてしまっているように感じています。
隠すことがすべて悪いわけではないですが、隠しすぎてしまうと、命に対して軽くなってしまっていたりする場合もあるかもしれない。道雄さんをまちかど葬儀でお見送りできたことは「死をタブー化しない社会の実現」の一助になったと思います。
また、お寺や葬儀会場の雰囲気はやっぱり独特なものがあります。今回、知子さんは目が見えない方なので、そういう空気感を特に感じやすいと思います。そんな中、ぐるんとびーという慣れしたんだ場所で見送るということは知子さんにとっても、信子さんにとっても安心感につながり、必要なことだったと思います。
- 通夜や告別式は、亡くなった方の弔いや感謝をする場。参列した人にとって亡くなった方を偲ぶ時間でもあり、故人とどんな時間を過ごして、どんな関りを持ってきたかいうのを振り返るのが、一番の供養だと思います。
- その時間がきちんとあるとないとでは、まったく違う。ご家族にとっても、ご友人にとっても、私たちスタッフにとっても、みんなのグリーフケア(大切な人を失くした悲しみから立ち直るためのケア)の場にもなっています。
♦「ぐるんとびー」への相談はこちら
♦「かながわセレモニーサポート」への相談はこちら
友人が主催。「三密」を避けながら仲間で送るお葬式
ポイント
- 家族ではなく友人が主催
- 時間は16時から20時までと長めに設け、参列者は時間内に自由に来場
- BGMや会場内の飾りつけ、服装もすべて“故人らしく”
▼事例の詳細はコチラ
◆「かながわセレモニーサポート」の詳細はこちら
玄孫まで参加。家族葬・一日葬の新たな形
ポイント
- お通夜は食事会のみ、翌日は告別式から火葬まで一日で
- 公営斎場を利用することで、民営の約1/3の程度の料金に
- 4世代が参加。死生観を育む機会に
- 思い出話で、故人の知らなかった一面を知る
▼事例の詳細はコチラ
その他の事例はこちら
https://kanagawa-ceremony.com/interview/
地域密着の葬儀社・かながわセレモニーサポート“だから”できること
神奈川県藤沢市生まれの森井功介代表は、これまで2千件以上の葬儀を手がけ、「死」を痛感し「いのち」の儚さを感じながらも、葬儀社主導、お客様目線ではないスタイルに疑問を感じ、「故人と家族の心に寄り添う」を使命に2015年、地元・藤沢で「かながわセレモニーサポート」を設立しました。
森井代表が生まれ育った、藤沢で立ち上げた会社は超地域密着。幼い頃から肌で感じていた藤沢の文化や特性を理解、かつ、これまでに築いてきた人脈があるからこそ、“藤沢らしい”あたたかな葬儀が実現します。
どんなケースでも常にお客様の心に寄り添い、人と人との“つながり”を大切にする森井代表。相談者ご家族の希望や悩み・不安に、しっかり耳を傾け、「家族の一員」として、事前相談から、葬儀の進行、終活などアフターフォローまで一貫してサポートしてくれます。
一人ひとりにしっかりと向き合い、最適なプランを提案してくれる、頼れる森井代表。かながわセレモニーサポートの地域での認知度も非常に高まっており、今では「医療や介護、士業の方々から相談を受けることもよくある」と言います。業界内での信頼もとても厚いです。
口コミでの依頼が多いのも信頼の証。「こんなに希望を叶えてくれて、頼れる葬儀社は今までになかった。周囲にも紹介したい」。そんなお客様のお声が届いております。
~あなたのコンシェルジュに~
かながわセレモニーサポートでは、厚生労働省認定一級葬祭ディレクターがお打ち合わせ、施行、アフターフォローまで一貫サポートします。お客様の希望や条件に合わせて最適なプランをご提案し、進行へ反映していきます。
葬儀では、故人の人柄や生き様などのご紹介をはじめ、故人の好きだった音楽をかけたり、思い出の写真などの飾り付け、好みのお食事など、故人やご家族にとって悔いのない葬儀を実現。
かながわセレモニーサポートでは「あなたのコンシェルジュ」として、不安や疑問が安心に変わるように、常にお客様に寄り添いサポートします。
葬儀は初めての方がほとんどです。戸惑いや怖さなどもあると思います。不安や困りごとなどございましたら、お気軽にご相談ください。事前相談は無料です。
◆「かながわセレモニーサポート」の詳細はこちら
▼「死生観を育める地域」についてお話しいただきました