【県西いやしの旅 南足柄編】金太郎と天狗伝説の生まれたパワースポットをめぐるドライブ旅

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金太郎と天狗伝説で知られる南足柄市。令和3(2021)年4月に「はこね金太郎ライン」が開通し、箱根方面から南足柄市へのアクセスがとても便利になりました。森林浴を満喫し、美しい景色で目と心をいやし、地元産の食で体の中からきれいになる。そんな未病改善のドライブ旅に出かけませんか。

【目次】
はこね金太郎ライン
金時見晴パーキング
夕日の滝
大雄山 最乗寺
道の駅足柄・金太郎のふるさと
モダン湯治 おんりーゆー

はこね金太郎ライン

「はこね金太郎ライン」の入口。距離を知らせる案内表示が金太郎を思わせるマサカリ形

「はこね金太郎ライン」は、南足柄市矢倉沢と箱根町仙石原を結ぶ約10.9㎞の県道です。正式名称は「県道731号(矢倉沢仙石原)」。災害時の代替ルート確保や観光振興、箱根地域の渋滞緩和などを目的に平成25(2013)年度から整備が始まり、令和3(2021)年4月28日に開通しました。それまで東名高速道路大井松田ICから仙石原交差点(箱根町)まで一般道で1時間以上かかっていた道のりが、この道路を経由すると、約45分でアクセスできるようになりました。県西地域2市8町(小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町)を回遊する道路という面でも注目を集めています。

はこね金太郎ラインの位置図(画像提供:神奈川県)

元は林道だったこの道路は、地形を極力変えずに整備されました。道路と山肌の距離が近く、車窓を開けると、ひんやりとした空気や眼前いっぱいに広がる緑、漂う木の香りなど、林道時代の名残りが感じられます。自転車での通行はかなり体力が必要になる道のりですが、車やバイクなどで通るだけでも気持ちのいい森林浴ができるでしょう。
※乗車定員11名以上の乗用車と最大積載量3t以上の貨物車は通行できません

■はこね金太郎ライン
場所/神奈川県南足柄市矢倉沢字一ノ瀬2052-4(足柄口)
   神奈川県足柄下郡箱根町仙石原字菅原1181-63(箱根口)
問い合わせ/県西地域県政総合センター:0465-32-8908
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m2g/hakokin.html

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金時見晴パーキング

はこね金太郎ラインの空撮写真(写真提供:神奈川県)

「金時見晴パーキング」は、はこね金太郎ラインの南足柄市側の入口から約7㎞の場所にあります。駐車場は約35台分。「見晴」の名の通り、見渡す限り山、山、山で、深呼吸をすると、新鮮な空気が全身に満ちていくのを感じます。

大きなマサカリ看板がパーキング入口の目印(写真提供:神奈川県)

このパーキングは、箱根外輪山で最も標高が高い金時山(標高1,212m)のハイキングコースの入口にもなっています。本格的なルートではおよそ3時間から4時間かかりますが、ここからのコースは片道約1時間で登ることができます。1時間といえども侮らないで。しっかりと体調や装備を整えてから、挑戦するようにしましょう。

■金時見晴パーキング
場所/神奈川県南足柄市(はこね金太郎ライン(県道731号)沿い)
問い合わせ/県西地域県政総合センター:0465-32-8908
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m2g/hakokin.html
駐車台数/約35台
※金時見晴パーキングにトイレはありません

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夕日の滝

「夕日の滝びらき」の様子

夕日に映える美しさから名付けられたとされる「夕日の滝」は、落差23m、幅5mのほぼ垂直に落ちる滝です。例年7月第1日曜日には「夕日の滝びらき」が行われ、登山やキャンプの安全が祈願されます。夏は夕日の滝付近にキャンプ場が開かれ、水遊びをする子ども達でにぎわいます。滝の周囲は林に囲まれているので、季節が変われば新緑や紅葉など、また違った表情に出会うことができます。

冬は氷柱が見られることも

南足柄市に伝わる金太郎伝説は、夕日の滝がある地蔵堂地区に由来します。伝説によると、ここの四万長者の娘・八重桐が産んだ子どもが「金太郎」で、滝の水は金太郎の産湯にも使われたとされています。滝の近くまでは車で行くこともできますが、少し離れた地蔵堂駐車場から徒歩で行くのがおすすめ。「金太郎生家跡」や「金太郎の遊び石」といったゆかりの地ならではのパワースポットをめぐりながら、ウォーキングを楽しみましょう。20~30分ほど歩くと滝に到着します。滝に向かう遊歩道沿いには、地蔵堂水源の湧水を浄水処理した「金太郎の力水」もあります。

こんこんと流れる金太郎の力水

■夕日の滝
場所:神奈川県南足柄市矢倉沢
問い合わせ/南足柄市商工観光課:0465-73-8031
https://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kankou/spot/yuuhino_taki.html

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大雄山 最乗寺

東名高速道路大井松田ICから車で20分、最寄りの大雄山線大雄山駅からはバスで10分程度の場所にある曹洞宗の「大雄山最乗寺」は、今から600年以上前、応永元(1394)年に了庵慧明禅師(りょうあんえみょうぜんし)が開いたお寺です。山門から本堂までの道のりには県指定天然記念物の大雄山杉林があります。樹齢350~500年以上、幹周り7m、樹高40m以上の杉もあり、この辺り一帯には自然の力強さを感じる神聖な雰囲気が漂っています。

大雄山最乗寺の境内。右奥の建物が総受付

大雄山最乗寺の有名な天狗伝説は、了庵慧明禅師の弟子だった道了尊者が寺を永久に護るために天狗の姿にかわって山中深くに飛び去ったとされていることが由来です。そのため寺の守護神として天狗が祀られており、天狗の力を感じられるパワースポットとしても広く知られています。寺にはさまざまな天狗像や、天狗の履物として世界一大きいといわれる重さ3.8tの和合下駄があります。また、下駄は左右一対そろって役割をなすことから、夫婦和合の信仰が生まれ、多くの下駄が同寺に寄せられました(現在高下駄の奉納は行っていません)。

境内には大小さまざまな下駄がある

同寺最大のパワースポットとされる「御真殿」に続く石段

大雄山最乗寺は、まっすぐ伸びた石段も有名です。その段数は、全体(下乗石~奥の院)で708段。春はシダレザクラにツツジ・フジ、夏はアジサイ・ヤマユリ・カタバミ草、秋はモミジで、冬はツバキにテッケンバイなど境内は自然にあふれています。風景を楽しみながら、無理せずのんびり上っていきましょう。基礎体力づくりにぴったりなので、定期的に通うのもいいですね。石段は滑りやすいので、履きなれた滑りにくい靴と、水とタオルをリュックサックに入れた軽装備がおすすめです。

■大雄山最乗寺
場所/神奈川県南足柄市大雄町1157
問い合わせ/0465-74-3121
https://daiyuuzan.or.jp/

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道の駅足柄・金太郎のふるさと

施設前のテントでは地元産の新鮮な農産物などを販売

県内で4番目の道の駅として令和2(2020)年6月にオープンした「足柄・金太郎のふるさと」。駐車場スペースも広く、箱根の東の玄関口として、また、県西エリアのゲートウェイとしての役割を果たしています。コンセプトは、「足柄の魅力を全国の皆さまに伝えたい」。地元の新鮮野菜や卵、お惣菜、加工品などが陳列される「農産物直売所」や、特産品の「相州牛」を使用した創作グルメを堪能できる「ふるさとゴハン食堂」などがあり、地域資源を活用して新たな付加価値を生み出す6次産業化や地産地消促進を目指す施設です。オープン以来、近隣の方だけでなく、休日には都心からの来場者も多く訪ねる人気のスポットとなっています。

入口で来場者をお出迎えするよいしょ君(左)と副駅長の野村さん

入口では南足柄市のマスコットキャラクター「よいしょの金太郎(よいしょ君)」がお出迎え。今回は副駅長の野村雄治さんに施設を紹介してもらいます。

店内に配架されるアレンジレシピは手書きのデザイン。温もりも伝わってきます

「農産物直売所」は、豊かな水で育てられた地元南足柄市産の米や野菜など、県西エリアの良質な農産物や加工品が所狭しと並んでいます。農産物コーナーは、地元生産者の写真を掲示して「生産者の顔が見える」ようにしたり、家庭でも試してみたくなる野菜を活用したアレンジレシピの紹介をしたりと、「店内を歩くだけ」と思いつつも、ついつい商品に手が伸びてしまいます。

人気の食堂メニューの数々

「ふるさとゴハン食堂」は、「やまゆりポーク」や「かながわ鶏」といった神奈川ゆかりの食材を使った創作グルメが楽しめる飲食施設です。特に、特産品の「相州牛」は要チェック。きめ細やかな肉質としっとりとした脂が上品な甘さと旨味を引き立てるブランド牛です。この相州牛を育てているのは地元酪農家の㈱長崎牧場畜産のみなので、全国でも珍しい「神奈川県南足柄産」を名乗っています。食事後は、「足柄茶」を使った茶そばや足柄茶ソフト、足柄茶クリームパフェといったデザートもどうぞ。地元の良質な肉や野菜を食べることにより、未病改善につなげてみてはいかがでしょうか。

■道の駅足柄・金太郎のふるさと
場所/神奈川県南足柄市竹松1117-1
問い合わせ/0465-70-1815
https://www.michinoeki-ashigara.com/
営業時間/ 9:00 ~17:00 年中無休
駐車場/普通車95台 大型車8台 身障者妊婦用屋根付2台 EV充電1台
※ふるさとゴハン食堂10:00~17:00(ラストオーダー16:00)
※季節により営業時間が変更になる場合があります

お得なクーポンはこちら

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モダン湯治 おんりーゆー

木洩れ日を浴びながら入る森林露天風呂(写真提供:モダン湯治おんりーゆー)

ドライブ旅の最後は、温泉で疲れをいやしてみてはいかが。「モダン湯治おんりーゆー」は平成19(2007)年のオープン以来「心とカラダのリラックス」をテーマに、温泉とヘルシーな食事、そして簡単なヨガなどを楽しめる施設です。温泉は無色透明の単純硫黄泉でpH9.5 のアルカリ性で、泉質がやわらかく美肌効果が期待できるとか。全てを忘れさせてくれるような解放感がある森林露天風呂は、森林浴と温浴のいいとこどりができます。免疫力を最も上げるといわれている38℃のぬる湯にじっくり浸かれば、デトックス効果も期待できるそうです。

森の静けさが落ち着くロビー 写真提供:モダン湯治おんりーゆー

「自然派レストラン悠瑠璃」では、地元産野菜を主体にしたメニューが楽しめます。月替わりで開催されるアート展で心の栄養も補給しながら、ゆっくりと流れる時間を楽しめます。

■モダン湯治おんりーゆー
場所/神奈川県南足柄市広町1520-1
問い合わせ/モダン湯治おんりーゆー:0465-72-1126
http://only-you.sakura.ne.jp/wp/
営業時間/10:00~20:00
※休館日等は問い合わせ

南足柄市のパワースポットをめぐりながら、心や体のいやしも体感できるドライブ旅はいかがでしたか。ドライブ旅も、視点を変えれば、未病改善の旅へと変わります。さあ、「はこね金太郎ライン」を利用して、南足柄市の魅力を見つけに行きましょう。

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公開日:2022-03-02

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