川崎市美化運動実施幸支部(桝本公一郎支部長)と幸区役所は、美しく住みやすいまちづくりを目指す美化運動の一環として、「令和3年度花いっぱい講習会」を3月16日、区役所4階会議室で実施した。事前応募で集まった25人が参加。造園や園芸販売を行う会社が講師となり、多肉植物の寄せ植えを体験した。普段は家のベランダでプランターを使って花を植えているという岡本三男さん(74/塚越在住)は「講習会の参加は3回目。体験の形は初めてだったので楽しい」と企画を満喫していた。
桝本支部長は「まちを緑できれいにしようという趣旨で開催している。こうした場に参加して一人ひとりがまちづくりに対する意識を高めてもらえればと思う」と期待を込める。
多摩川やまちのごみ拾いも実践
幸支部は町会活動の一環で、花いっぱい講習会の他、毎年6月の多摩川美化活動(2020・21年度は中止)、9月の市内統一美化活動(21年度中止)も実施している。多摩川美化活動には例年約2000人が参加し、約1トンのごみが集められる。市内統一美化活動にも例年約3000人参加している。
桝本支部長によれば、毎年大勢の人が参加し、以前に比べればまちもきれいになったが、ポイ捨てがまだ多く、ごみ問題は深刻だという。「一人一人がごみについての意識を変えていかないといいまちづくりはできない」と活動の意義を強調する。
幸区役所の担当者は「まずこうした活動に参加していただいて、町会活動に興味を持っていただけたらと思います」と語った。