神奈川県立茅ケ崎里山公園を訪れる多くの人々が参拝する腰掛神社。茅ヶ崎市北部の芹沢地区の鎮守でもある同神社。社地の森林(腰掛神社の樹叢)は市の天然記念物にも指定されており、境内にはイチョウやケヤキのご神木をはじめスギなどが並び、季節ごとに彩られる緑や澄み渡った空気はパワースポットしても人気を集めています。
腰掛神社の由来は
ご存じの方も多いと思いますが、腰掛神社は日本武尊が東征の際に、この地で石に腰かけて大山を眺めながら休憩したという伝説に由来し、当時の人々がこの石をご神体として社を建設、日本武尊を祀ったことが腰掛神社の始まりとされています。
社殿の傍には当時の石と伝えられる「腰掛玉石」が祀られています。スギの巨木を含む神域の森には、本殿、拝殿と草ぶき屋根の鐘楼などがあります。神社に鐘楼があるのは不思議に思う方もいるかもしれませんが神仏習合時代の名残であるようです。
氏子2人が本坪鈴と鈴緒を寄贈
2022年3月に拝殿前に吊り下げられている本坪鈴と鈴緒2組が同社氏子から寄贈され、奉納報告祭が執り行われました。石腰宮司は「大変ありがたい。鈴を鳴らすのは神様にお参りする合図、厄除けや魔除けでもあります。里山公園にお越しの際にはぜひお立ち寄りください」。
地域の住民に長く愛され続け、ご利益はもちろん、自然の癒しやパワーを与えてくれる腰掛神社で心も身体もリフレッシュしてみては?
御祭神
日本武尊 ( やまとたけるのみこと )
大日霊貴命 ( おおひるめむちのみこと )
金山彦命 ( かなやまひこのみこと )
白山彦命 ( しらやまひこのみこと )
宇迦之御魂命 ( うかのみたまのみこと )
祭礼
1月1日 元旦祭・交通安全祈願祭
2月11日 建国祭
7月海の日 浜降祭
9月吉日 秋季例大祭
11月23日 勤労感謝祭
12月31日 除夜祭