神奈川県内でも有数のメロンの産地として知られる三浦市内で、今シーズンのメロンの出荷がピークを迎えている。
丸次農園(南下浦町毘沙門1496)では、多品種を栽培。木村治夫さんによると「今年4月前後にぐずついた天気が続き、日照時間が少なかったことが不安だったけれど、生育は順調だった。梅雨が短く、高温の日が続いたことは、逆に病気を少なくすることにも繋がった」と振り返る。
同園のメロンは肉厚で上品な甘さが特徴。丸々とした実の表面には細かな網目が広がり、贈答用として人気が高い。7月1日から収穫が始まり、中旬には事前に予約した数十個ものメロンを自家用車で引き取りに来た常連客の姿で賑わっていた。直売所を兼ねた作業場では、現在も従業員たちが採れたてを一つひとつ丁寧に磨いて箱詰めする作業に追われており、8月中旬ごろまで全国各地への出荷が続く予定。
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また、流通量が少ない「実生スイカ」も栽培しており、7月下旬から8月上旬にかけて、夏の味覚を代表するスイカの収穫も最盛期を迎える。