神奈川県山北町向原で工事が進められていた、子育て世帯向け町営住宅「みずかみテラス」(地上2階建て25戸)がこのほど完成し、2022年8月20日に竣工式が開かれました。
午前中からワークショップ、午後から竣工式が執り行われました。
大工さんとワークショップ
「アウトドア」をコンセプトにした、みずかみテラス。フォトフレーム、ビー玉ころがし、おかもちを大工さんと一緒に作る木工ワークショップが開催され、会場は賑わいを見せました。
地域住民のほか横浜や小田原などから参加者が来場し、オリジナル作品を完成。
手作りの木工ショベルカーも登場。
ショベルですくうのは、みずかみテラス建設現場で出た端材です。子どもたちは、動物や乗り物にかたどられた端材を上手にすくいあげていました。
竣工式
午後からは、寒田神社の薮田麻子宮司により竣工修祓式(しゅばつしき)が行われました。
町役場、町議、工事関係者ら約60人が出席しました。
竣工式典の後に行われたオープンセレモニーで湯川裕司町長は「東山北地区に1千人の人口を増やしたいという思いのもと、進めてきたまちづくり計画の中の町営住宅。近隣には、暮らしやすい環境も整っているので、ここで生まれ、育つという子どもたちが増え、楽しい思い出が広がる場所になってほしい」と挨拶しました。
また、事業者である水上住宅パートナーズ株式会社の西山和成代表取締役は「みずかみテラスのコンセプトを理解され、この山北町の地域を気に入ってくださる皆さまに移住していただけれたら嬉しいです。入居者の皆さまと一緒に建物を育てていく、今日がスタートラインです」と思いを話しました。
モデルルームを見学
湯川町長はその後、西山代表取締役の案内のもと、完成した建物内を見学。
アウトドアを楽しめるよう計算された各居室の設計などについて説明を受け「とても工夫された作りで、住む人に喜んでもらえそうですね」などと話していました。