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表丹沢「 YAMA CAFE」店主に聞く「秋の登山」楽しみ方や注意点

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表丹沢「 YAMA CAFE」店主に聞く「秋の登山」楽しみ方や注意点
秋の登山シーズンを迎える表丹沢

夏の猛暑から気温が落ち着きはじめ、秋の登山シーズンがやってきます。

表丹沢の玄関口となる秦野市も例年多くの登山客が訪れ、近年ではアウトドアブームから登山初心者の来訪も増えています。表丹沢の入口、大倉でアウトドアの拠点YAMA CAFEを営む山本哲史店主に、秋の山の楽しみ方や入る際に注意すべきことを聞きました。

日没時間に注意

木が紅葉し、季節の草花が見ごろを迎える秋の丹沢。YAMA CAFEスタッフによると、鳥も活発になるためバードウォッチングなど自然を満喫できる環境が整ってくるといいます。

一方で、まず注意しなければならないのは日暮れの早さ。山本さんによると、秋の山は暗くなるのが早く、午後1時や2時頃に下山を始める計画でも途中で真っ暗になってしまうことがあります。そのためヘッドライトの携行は必須となります。

また、マダニやアブなどの虫やヒルも多く発生する時期となるため、長袖長ズボンの着用は必須。虫よけやヒルよけ、十分な水分の準備も重要になります。急な天候の変化も往々にしてあり、雨具の用意も必要だといいます。

「特に3年前に死亡事故が起きている落雷には注意が必要。雷の時は広い場所で姿勢を低くするのが正しい対処法なので、雨具は絶対に必要」と注意を呼びかけます。

「映え写真」はほどほどに

最近、増えているのが撮影による事故。草花を撮るのに夢中でコースを見失う・大幅に遅れる、ファインダーを覗くのに夢中で前のめりになりすぎ滑落するといったケースが報告されています。

また、晩秋になると落ち葉に隠れた段差で足を踏み外す危険性も。「他にも草花にはかぶれるものあるので、触ったり取ったりせず見て楽しんで欲しい」と山本さん。「大事なのはしっかり装備を準備すること。無理のない登山計画を立て計画書は必ず提出。登る際はトレッキングシューズを履き、周りや足元を確認しながら楽しんでください」と注意喚起しました。

秦野山旅ページ

住所

神奈川県秦野市大倉 YAMA  CAFE

公開日:2022-09-03

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