金沢区で約40年にわたり視覚障害者の支援を行っているボランティア団体がある。金沢こだまの会は1985年に発足し、現在約60人が活動する。外出に付き添う「誘導」、教科書などを拡大する「拡大写本」、声の雑誌などを作成する「音声訳」、依頼された本などを点字にする「点訳」の4グループから成る。
目的地まで誘導
視覚障害者が目的地まで安全に行き来できるよう付き添うのが、誘導ボランティアだ。10年近く利用している利用者は、「(会がなければ)今はどこにも行けない。とても感謝している」と話す。現在は通院の際など月1回程度活用しているという。
入門講座は全6回で10月6日(木)から。参加費無料。未経験者歓迎。申し込みは横浜市金沢区社会福祉協議会【電話】045・786・8034。
拡大写本を製作
「みんなと同じように勉強したい・させてあげたい」という児童や家族の思いにこたえるため、拡大教科書の作成などを行う拡大写本グループ。「実際に目にする機会が少ないですが、大切な社会的サポートの一環として関心をもっていただきたい」と話す。
入門講座は全8回で参加費1000円(テキスト代含む)。会場はいきいきセンター金沢(泥亀)。申し込みは【電話】045・784・2222。
両講座とも定員10人程度。全日程参加でき、講座後ボランティアとして活動できる人が対象(拡大写本はパソコンでワードを使える人)。9月20日申込締め切り。詳細は金沢区社会福祉協議会のホームページで確認を。