この情報は2022年取材時のものです。
三浦学苑が掲げる教育目標は「個性と自主性を持った国際人の育成」──。
グローバル化やデジタル化の一層の進展が予想される中、これに対応できる新時代の学び舎として進化と発展を遂げています。生徒自身の希望と適性に応じた進路を実現するための学科が設けられており、将来の支えとなるような3年間を過ごすことができます。
普通科4コース、工業技術科2コース
普通科は国立大学・難関私立大学を狙う「特進コース」、英語の習得に力点を置きながら多文化共生の精神を身につける「IB(国際バカロレア)コース」、勉強と課外活動を両立させながら現役で大学合格をめざす「進学コース」、3年間で進む道を探す「総合コース」の4コース。工業技術科には、実用技術を修得する「ものづくりコース」、開発・設計などの工業デザインを学ぶ「デザインコース」の2コースがあり、将来の職業を視野に入れた学びを深めることができます。
特進コース
「特進」は朝学習、月曜・水曜・金曜の7時間授業、土曜の午前授業に加え、長期休暇中も集中講義などがあり、とてもハードなカリキュラム。その一方で、生徒らは地域との交流を軸にした多様な領域の課外活動にも積極的に参加しており、広い視野で社会を学んでいます。無人島・猿島のゴミの分別回収から地域のエコシステムやSDGsの理念を学ぶワークショップに、観光PR動画の制作を同世代の仲間たちと取り組むなどの事例があります。
IB(国際バカロレア)コース
「IB(国際バカロレア)」は、一昨年前に設置された新学科。日本の高校卒業資格と国際バカロレア資格の両方を取得するカリキュラムが用意されています。少人数制の探求学習を中心としており、世界を舞台にして活躍する真の国際人の育成を目指しています。
進学コース
部活動に情熱を燃やす三浦生。文武両道の実践をめざすのが「進学コース」です。現役合格を手に入れるために必要な学力を身につけるため、教師陣が徹底サポート。放課後講習や長期休暇中の講習、朝学習が実施されています。
総合コース
「総合コース」では、基礎学力の定着を重要視。中学でのつまづきもさかのぼって理解できるまで学習。これに加えて、部活動やボランティア活動、資格取得など生徒に前向きな挑戦を促していきます。自分の夢や目標に向き合う指導で人間的な成長をアシストし、めざす将来像を描いてもらいます。
ものづくりコース
私学ではめずらしい工業技術科が設置されているのも三浦の特色です。
「ものづくりコース」では、モノの設計から製作までをトータルで学べます。プログラミングやロボティクス、AI、制御工学など時代が求める先端技術の習得にも注力しながら、複雑化する社会で活躍できる人材を育成しています。
デザインコース
工業の観点からデザインについて深く学べるのが「デザインコース」。必要とする材料や素材の知識を得て、企画・設計・製作していく一連の過程を経験することができます。
部活動
部活動も目覚ましい活躍を見せています。専用グラウンドを有する硬式野球部とサッカー部は押しも押されもせぬ強豪校。バレー部は今夏、インターハイに出場し、軟式野球部は全国大会ベスト4に駒を進めました。部員数100人超を誇る吹奏楽部は各種のコンクール出場だけでなく、地域からも引っ張りだこの存在。先ごろは横須賀ロータリークラブのイベントで多くの観衆を前に演奏と独自のパフォーマンスを披露しました。
施設面では、2023年5月に約200席の新カフェテリアが誕生します。昼食を提供する学食としての機能とともに、陽当たり良好のテラス席は生徒の憩い場となるでしょう。
三浦学苑高校 生徒会長 石塚丸武さん(3年)のコメント
「なりたい自分に近づける」
自分の興味や関心、目標や目的に合わせた学科で学ぶことができます。部活動や課外活動も活発で、将来をイメージしながら学校生活を送っている生徒が多い印象です。自分自身は福祉の分野に進むことを考えており、ソーシャルワーカーをめざして大学進学を希望。仲間と切磋琢磨しながら頑張っています。