この物語は、毎月1回、2022年7月から10月までの4回にわたる連載です。
湘南こども園のルーツ・将来を見据えた「目指す保育」・各種方針・特別保育など湘南こども園の全てがわかる内容です。
園児が大人になって、世の中に迎合できるには、
(1)まず今の世の中で過ごせることができること
(2)将来の考えられる世の中で過ごせることができる要素を身に着けること
が必要となります。
(1)についてはここ50年間実施してきた「しつけ」を、さらに8月号でご説明したように研究Pを設立して効果的で確実な「しつけ」の方法を研究し、「保育に適用」を計画しています。
(2)については将来予想される社会情勢変化事象を下表に記しました。これらについては現在進行中の「幼児教育研究プロジェクト」を研究部から研究所へと発展させ、その成果を順次保育に応用していく計画です。
その一部を既に当園の「特別保育」で展開中です。
特別保育の一例;国際感覚の向上
今後益々多くの外国と交流するようになると予想されますが、当園では「国際感覚の向上」のテーマでまずは、特徴ある7カ国の状況をやさしく教えて園児から大きな関心を集めています。
これとは別に、基本的に必要なことは日本人の特性(考え)を改善する必要があります。例えば日本人の特性として
- 自分の考えをはっきり言わない・・リーダーシップが取りにくい
- 新しいことに対する挑戦気力が少な・・視野が狭く消極的
このためには世界を見て(知って)、自分の位置と各自の進むべき道を早い時期から模索することも必要となります。
世界に打って出るには、早くから自主性、新しいことへの展開力・・・が必要で、7月号で紹介した毎年の「重点保育項目」は成果を上げてきました。
※1 当園の保育アーキテクチャー
(下記の図はふじ幼稚園で50年感実施してきた保育の構造図である)
※2 将来予想される世の中の状況
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