小田原漁港を会場に地魚の魅力を紹介するイベント「小田原あじ・地魚まつり2022」が10月30日(日)、3年ぶりに開催される。早朝に水揚げされた地魚販売のほか、来場者が「セリ」を模擬体験できる新企画もある。
主催は小田原あじ・地魚まつり実行委員会。地魚を中心に地場の鮮魚や魚介類、水産加工品の魅力を伝え、水産業界を盛り上げる目的で行われている。例年小田原のアジの旬に合わせて5月頃に開催されていたが、新型コロナの影響で過去2年は中止。今年は5月の開催に向けて準備を進めたものの、感染症の状況を踏まえて10月に実施することになった。時間は午前9時から午後2時まで、雨天決行。
「セリ」など体験企画も
当日は水揚げされた鮮魚の販売(午前8時から会場入口で整理券配布)、子ども向けに魚の塗り絵でバッジを作るクラフトコーナーを実施。また今回初の企画として小田原の地魚愛用店などによる地魚グルメコーナー、競り形式で鮮魚を購入できる「模擬セリ」(午後0時30分〜午後1時予定)、小田原名物「かます棒作り体験」(500円)、小田原で獲れた魚や貝に触れる「さわる水族館」が加わった。
また会場周辺は駐車場が少ないことから、公共交通機関利用者の来場特典も用意。JR東海道本線の利用者先着300人に「かます棒」の当日無料引換券を、最寄り駅の早川駅臨時観光案内所で配布する。
主催者は「子どもから大人まで楽しめる企画が目白押し。小田原の地魚の魅力を『知って』『買って』『食べて』体感していただければ」と来場を呼び掛けている。
(問)事務局(小田原市水産海浜課内)【電話】0465・22・9227