2022年11月23日・24日 綾瀬市民オペラ スピンオフ展を開催 ~手づくり衣装で余韻を~

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2022年11月23日・24日 綾瀬市民オペラ スピンオフ展を開催 ~手づくり衣装で余韻を~

 コロナ禍による2年の延期を経て先月、綾瀬市オーエンス文化会館で市民オペラ「魔笛」が開催された。当日の舞台衣装を展示して公演成功の余韻を楽しむ催しが11月23日と24日に綾瀬市立中央公民館2階の市民展示ギャラリーで開催される。

 綾瀬市で市民オペラが開催されたのは今回が4回目。同市の文化会館大ホールには舞台と観客席の間で埋設したスペースにフルオーケストラを配置する「オーケストラピット」がある。この施設を活用しようと、有志の市民がオペラ公演を続けている。2012年に初めて開かれた市民オペラは15年、17年と続き、20年に4度目の公演を行う予定だったが、コロナ禍で延期を重ねた。

 3年越しの開催となった「魔笛」では芸術監督、指揮者のほか16人のソリスト、市民合唱団が共演し、50人以上の市民ボランティアが参加。子ども100人を含む700人が舞台を鑑賞した。

 今回は初の試みとして出演者16人分の舞台衣装をすべて市民が担った。10人の仲間と5月から準備を重ね、当日も舞台裏にいた大澤恵美子さん(74)さんは、「プロが着てくれた感動や想像を超える達成感を味わうことができた。この体験がどれほど勇気を与えてくれるか分からなかった」と話す。衣装づくりを依頼した舞台監督の石川誠二さんは、「市民オペラとはいかにあるべきか、との問いも含め、綾瀬のモデルとして誇れることでは」と、話している。

 衣裳展は午前10時から午後3時まで。(問)内村さん【携帯電話】090・4202・6724。

住所

神奈川県綾瀬市深谷中1丁目3−1

公開日:2022-11-21

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