横須賀の銃後と兵士のパネル展
戦時下の横須賀の様子を新聞記事から読み取るパネル展示「戦争 新聞にみる横須賀の『銃後』の人々&『兵士』のストレス」が3月26日㈰から汐入駅前の市民活動サポートセンターで開かれる。市民団体「じゅうごへいし」の企画。
銃後とは、直接戦闘に加わっていない人たちやまだ戦場になっていない場所を表す言葉。日清戦戦争、日露戦争、満州事変、日中戦争と社会全体で軍事色が強まっていく中で、横須賀の銃後の市民生活を新聞記事や広告がどのように伝えていたかをまとめた。太平洋戦争開始から終戦直後の資料もそろえる。
「日本人の戦争とは何だったのかを考えるヒントになれば」
復刻出版された旧こうのだい国府台陸軍病院(千葉県市川市)の「病床日誌」(カルテ)から症例を抽出し、戦闘や戦地、軍隊などで兵士が受けた様々なストレスを「戦争神経症」として一覧化したものも張り出す。
同団体の水島代表は「銃後と兵士の2つの視点で時代の空気の断片を捉える試み。日本人の戦争とは何だったのかを考えるヒントになれば」と話している。
4月6日㈭まで。午前9時から午後10時(最終日は午後3時)。問い合わせは同団体📱090・2402・1559