旅立ちに心を尽くして
1965年(昭和40年)の創業以来「旅立ちに心を尽くして」を信条に掲げ、心に深く残る儀式創りを心がけ、地域の皆様と信頼という絆を育んできた石橋斎場。
石橋隆志さんは1999年(平成11年)に社長に就任。この間蓄積した信頼と実績と共に着実に進展を遂げつつ、時代と共に変化する価値観、あるいは多様化する葬儀形態や、近年では新型コロナウイルスに対応するべく研鑽を重ねてきたという。また「お客様のご要望を最大限に尊重したご葬儀をご施行させて頂くために、全施行担当者の葬祭ディレクター1級資格取得など人材育成にも力を注いでおります」とも力を込める。
花祭壇が綺麗で安価なのは石橋斎場がお花屋さんだから!
石橋斎場の前身は花卉市場に買参権を持つお花屋さん。“花勇”の屋号は石橋さんの祖父である石橋 勇の一文字をとったものだと石橋さんは解説する。そしてそれは現在でも続いており市場から直接花の仕入れを行っている。「だからこそ花祭壇はトップレベルの技術で様々なご要望に、中間マージンを省いた低コストでお応えできる」と石橋さんは語る。
ご葬儀は「〜らしさ」を大切に
大ヒット曲である〜世界に一つだけの花〜ではオンリーワンという言葉が注目され、スポーツ界でも「俺流」や「自分探し」などという言葉が登場。社会は価値観の多様化を生み、個性を大切にする時代になっている。
葬儀においても同じ事で、宗教観や家族構成、歩んでこられた人生が違うのだから「自分らしい葬儀をしたい。あの人らしい葬儀で送ってあげたい」と思うのは当然。「やり直しのできない事だからこそ、送る人、送られゆく人の想いを大切にして、あの人らしい葬儀だったと思えるご提案をしたい」と石橋社長は力を込める。
花祭壇について、近年は「ピンクのお花で華やかに飾って欲しい」「生演奏で送ってあげたい」「家族だけでゆっくりお別れがしたい」「お茶を点ててあげたい」などのご要望を多く寄せられているという。
とはいえ、日常ではあまり考える機会がない、そして元気なうちは考える事が悲しいのが葬儀。しかし重要な事。石橋社長は「ならば『自分らしさってなんだろう?』『あの人らしさってなんだろう?』とちょっと考えておくのも良いかもしれません」と語る。
葬儀は誰のために行うのか?
葬儀は誰のために行うのか?石橋社長はお客様だけでなく友人、知人からも本当に多く聞かれる質問という。「私の個人的な考えですが、葬儀は『故人』と『ご遺族』『参列者』相互が別れを告げる儀式であり、同時にご遺族が参列者に対して感謝と故人を偲ぶ気持ちをお伝えする機会であると思います。つまりご葬儀は『故人』『ご遺族』『参列者』の三者が密接に関わり、故人を中心とした相関関係でご葬儀が成り立つものだと思います」
故人を感謝と共に送り出し、ご遺族の悲しみを昇華させ、故人と携わりのあった方々との社会的なお別れをする。葬儀とはそうした大切な場であるとも石橋社長は強調する。
いつかは訪れる、避けては通れない事だからこそ、悔いの無いご葬儀を行えるようサポート「最後に、大切な方をお見送りする葬儀に携わる者として、これからもご遺族の想いを大切にして、厳かな儀式創りとオリジナリティ溢れる生花祭壇を心と技術、責任を持ってご提供して参ります」とも語る。