海と山、そしてどこか異国の香りが漂う横須賀の風景を楽しんで–。
画家、たかやまかずこさんの個展「横須賀の小さな旅」が6月17日(土)から25日(日)まで、かさぎ画廊(本町1の12)で行われる。
たかやまさんは1990年に雑誌「まんが笑ルーム」で佳作入選を果たし、翌年から1年間「まんがタイムスペシャル」で連載していた元漫画家。出産・子育てを機に一時は創作活動から遠のくも、2人の愛娘との思い出を絵で残そうと、「ゆーちゃん」「あーちゃん」と名付けた子どもたちをモチーフにしたキャラクターを作品に必ず登場させる一貫した作風で風景画を描き始めた。
「やるからには作品を見た地元の方が笑顔になって帰ってほしい」。展示作品はすべて同展のために書き下ろしたもの。ヴェルニー公園、記念艦三笠、横須賀美術館、走水神社、浦賀燈明堂、軍港めぐりなどを楽しむ娘たちをイメージした色鮮やかな約15点が並ぶ。夫が防衛大出身で、自身もたびたび観音崎や馬堀海岸などを遊びに訪れていたというたかやまさん。作品作りを通して「なじみ深い横須賀の魅力を再発見できた」と笑顔で話した。