ポートレートフォトグラファーとして、世界の第一線で活躍するＪｏ Ｍｏｒｉｙａｍａさん（44・茅ヶ崎市在住）が、ペンキ画家のＳＨＯＧＥＮさんと共に７月６日（木）・７日（金）に、国指定登録有形文化財の茅ヶ崎館を会場に、イベント「夏のリトリート」を実施します（詳細は二次元コードから確認を）。

　ベルギーで生まれ、14歳から鎌倉で育ったＪｏさん。高校時代は、雑誌モデルとして活動する傍ら、「”写ルンです”でたくさん撮った」と思い出を写真に残しました。

　大学では英米文学を専攻。バックパッカーとなり各国を旅しました。ある時、友人が撮影したインドの日常の映像に魅せられ、翌日には航空機のチケットを手配し、飛び立ったことも。「まちの活気、人間臭さ、これまでの常識を覆されました」と、現在に至るまで「数えきれないほど」渡印。もちろんシャッターを切りました。「人々の一瞬の表情を嘘偽りなく」収めていました。

　その後、作品を見た旧知のライターから写真家になることをすすめられ、大学卒業後に写真家の故・山口イサオ氏に師事。プロフェッショナルな現場感覚を身に着つけました。

　26歳で独立し、日本やパリ、バルセロナなどに拠点を移しながら、実績を積みました。５カ国語を操り、世界各国の価値観に触れた独自の視点と客観的なアドバイスが人気を呼び、トム・ハンクスやミランダ・カー、安室奈美恵など、これまでに約２万人を撮影してきました。

　Ｊｏさんは、「ひととなりが伝わるような表情を引き出すことを大切にしています。茅ヶ崎でのイベントは初。自分らしさを見つけるきっかけにして」と話しています。