featureBanner

【取材レポ】メゾンカカオが茅ヶ崎市内の小学校にバレンタインチョコレートをプレゼント

シェアする
【取材レポ】メゾンカカオが茅ヶ崎市内の小学校にバレンタインチョコレートをプレゼント
メゾンカカオ取締役の石原祥行さんと円蔵小学校6年生

2月14日のバレンタインデーに、茅ヶ崎に工場を持つメゾンカカオから市内の公立小学校19校にバレンタインチョコレートのプレゼントが行われました。翌15日には、このプレゼントに対し、茅ヶ崎市長がメゾンカカオに感謝状の贈呈を行いました。

メゾンカカオの石原祥行取締役が円蔵小学校でチョコレートづくりの想いを伝える

2月14日のバレンタインデー、茅ヶ崎に工場を持つメゾンカカオから市内の公立小学校19校にバレンタインチョコレートがプレゼントされました。

円蔵小学校にはメゾンカカオ取締役で工場の責任者でもある石原祥行さんが訪問し、プレゼントの前に、メゾンカカオのチョコレートづくりの想いを子どもたちに伝えるミニ講義が行われました。

事前に総合の授業で“フェアトレード”について学習していたという子どもたちに向けて「メゾンカカオはコロンビアで自社農園を作り、適正な価格でカカオを取引するフェアトレードに取り組んでいます。自然がとても豊かなコロンビアの環境を守りながら、フェアトレードで現地の人の生活を豊かにしていくことで、メゾンカカオが100年後も愛されるブランドになることを目指しています」と石原さん。

メゾンカカオは自社農園に留まらず、コロンビアの子どもたちの可能性が広がるように学校を開設しています。「当初は30人程度からスタートしたのですが、現在は4校700名の子どもたちが通うほどの規模にまで拡大しました」

円蔵小の子どもたちからは「コロンビアの人のことも考えてチョコレートを作っていることに驚きました。世界の人と協力をしているメゾンカカオを応援したいです」との声があがりました。

ミニ講義

フェアトレードやチョコレートづくりの想いを子どもたちに伝えられました

ミニ講義の後、「1枚のチョコレートでも未来を変える力があると信じています。コロンビアの生産者の想いも詰まったチョコレートをぜひ食べてみてください」という石原さんからのメッセージとともに、この日のためにつくったという特別なチョコレートとメゾンカカオからのメッセージカードが子どもたちに手渡されました。

メゾンカカオから子どもたちへメッセージ

私たちは鎌倉生まれの、MAISON CACAO(メゾンカカオ)というチョコレートブランドです。
チョコレートを通して、幸せを運びたい。それは食べた人の美味しい!という笑顔も、
遠くコロンビアでカカオを作る生産者の仲間も同じように。
そんな思いで1つ1つ心を込めて、チョコレートを作っています。
今日はバレンタインデー!メゾンカカオよりみなさんに、美味しいチョコレートを楽しんでもらいたいと思い、お花の形のチョコレートをプレゼントします。
「地球温暖化」という言葉を聞いたことはありますか?地球の温度が上がっていくと環境が壊されて、人間や動物、植物などが生きられなくなってしまいます。だからこそみんなで自然環境を守っていくことが大切です。
今回お届けする植物性のチョコレートには美味しさと自然を守る力があります。
みんなが未来に向けて、ずっと幸せでいられるように、そんな思いを込めました。
チョコレートの原料の「カカオ」の木が増えると平和が広がり、幸せが増えると言われています。
美味しいチョコレートでみんなが幸せになれますように。
ハッピーバレンタイン!
MAISON CACAO 創業者 石原紳伍

※メッセージカードの漢字はすべて振り仮名が振られていました。

バレンタインチョコレートを学校に持っていくことは禁止されていますが、このチョコレートは特別。プレゼントされた子どもたちからは大きな歓声があがっていました。

山井校長は「メゾンカカオはコロンビアと関わりが深く、コロンビアの暮らしぶりを知る貴重な機会になったと思います。子どもたちは学校に行けることが当たり前に思っているのかもしれませんが、実はそうではないことなど、チョコレートという身近な食べ物を通して、世界に目を向けるきっかけになったと思います。これをきっかけにコロンビアの子どもたちと交流できるような機会が生まれるといいですね」

インスピレーションが生まれやすいまち

子どもたちがチョコレートをプレゼントされた翌日、今回の取組みに対して茅ヶ崎市長からメゾンカカオに感謝状が贈呈されました。

感謝状贈呈

右奥)石原紳伍社長、中央)石原なつみ取締役、左奥)石原祥行取締役

贈呈式の歓談の中で、メゾンカカオの石原紳伍社長は「チョコレートを製造する場所は湿気が少ない地域が良いとされていますが、メゾンカカオの“ものづくり”の考え方は、ショコラティエとしてでなく消費者の目線を持つこと、工房に籠るのではなく旅行先や産地など自然の中でインスピレーションを得ることを大切にしています。茅ヶ崎には海も山もあって“ものづくり”をするのに最適な環境があると思っています」と茅ヶ崎で“ものづくり”をする想いが語られました。

明治期以降、文豪や脚本家、ミュージシャンが茅ヶ崎で多くの作品を産み出しており、茅ヶ崎はクリエイティブなことをするのに適した風土なのかもしれません。

日常でチョコレートを楽しむようなライフスタイルが醸成されるといい

メゾンカカオでは今宿の工場で毎月1回土曜日にメゾンマルシェを開催しています。次回開催は2024年3月23日(土)となっています。

こうした地域との関わりや子どもたちにプレゼントした想いについて石原社長は「チョコレートの原料であるカカオにはリラックス効果があり、肩ひじを張らずに生活ができる茅ヶ崎にはぴったりの食べ物だと思っています。日常でチョコレートを楽しむようなライフスタイルが茅ヶ崎で醸成されて、子どもたちが大きくなったときに、それがこの街の誇れるものになっていくといいなと思っています」

そして最後に、「チョコレートのプレゼントはこの先も長く続けていきたいと思っています」とお話されました。

市長と石原社長

メゾンカカオの石原紳俉社長と佐藤市長

あわせて読みたい

#ちがすきトップページはこちら

住所

神奈川県茅ヶ崎市今宿1314−1

公開日:2024-02-27

関連タグ

同じ特集の記事