「こども映画大学」
小学生と大学生が一緒に映画づくりに挑戦する「こども映画大学」が8月17日(木)から20日(日)に開催される。コロナ禍で4年ぶりに復活する同企画。監督、カメラマン、俳優などの役割に分かれて作品を作り、最終日にイオンシネマ新百合ヶ丘で上映会を実施。主催者は「創造する力やチームワークの大切さを体験し学んでもらえれば」と期待を寄せる。
4日間連続参加が条件
同企画は、麻生区役所、日本映画大学、イオンシネマ新百合ヶ丘が共催する地域連携事業。区内在住、在学の小学4年生から6年生を対象にしており、4日間連続参加が条件となる。期間中は、シナリオ作り、リハーサル、撮影、編集などを通じて映画の作り方を学び、大学生と一緒に作品づくりに挑戦する。
日本映画大学の芦澤浩明さんは「小学生と大学生は対等の関係性。ものづくりの原点である自由な発想をこどもから引き出し、共に学び合うことを大切にしている」と同企画のコンセプトを語る。
申込締切【7月19日】
会場は、日本映画大学白山キャンパス。参加費は無料で、定員は20人(応募多数の場合、抽選)。申込みは【https://www.city.kawasaki.jp/asao/page/0000150765.html】から。締切は19日(水)。
問い合わせは、区地域ケア推進課【電話】044・965・5303。
創造する力学ぶ
今回で10回目を迎える同企画。「当初、定員割れをしていた委託事業が、関係者の地道な努力の成果で年々募集も増え、メディアにも取り上げてもらえるようになった」と感慨深く語る芦澤さん。同企画は、2011年に麻生区と隣接する6大学(現在は5大学)公学協働ネットワークが協定を結び、委託事業として「映画撮影体験ツアー」からスタートした。その後、イオンシネマ新百合ヶ丘の協力を得て、現在の形となり、人気を博す企画となった。
「意見を出し、相手との対話の中で何かを見つけ探求し合う。映画づくりを通して、動画制作のノウハウだけでなく、創造する力やチームワークの大切さを体験し、学んでもらえれば」と芦澤さんは企画に込めた思いを語った。