宿河原町会・子ども会稲田部会が共催する二ヶ領用水の灯籠流しが8月20日(日)に行われる。これに先立ち、7月24日から26日までの期間で、宿河原駅前商店会と稲田中学校美術部員、稲田小学校児童ら約30人が、イベント当日に川べりへ設置する竹あかりのオブジェを制作した。
宿河原地区の夏の風物詩である灯籠流しを盛り上げようと、宿河原駅前商店会が七夕飾りの竹を活用して8年ほど前に始めた取り組み。2017年からは子どもたちと一緒に制作している。
作業は同校木工室で行われ、子どもたちは切り分けられた竹筒に電気ドリルで花火の模様に穴をあけ、中にLEDライトを差し込んだ。昨年に引き続き制作に参加した中学3年生の永木希果さんは「去年、地域貢献を実感できたので今年も参加した。自分が作ったものが地域のイベントに飾られるのはうれしいし楽しみ」と話した。同商店会の高橋利之会長は「今回初めて小学生が参加し、規模が大きくなった。中学生は経験者もおり段取りよく作ってくれた。地域で小中学生が一緒に取り組める試みがもっと増えるといい」と述べた。同中学の相沢宏明校長は「学区の中で自慢できる美しく歴史ある場所で行われる行事に、自分たちの作品で色を添えることができるのは良い経験。自分が住むまちを好きになる子どもが増えてくれたら」と思いを語った。