アート×コミュニティスペース「にこぷら新地」
東急田園都市線「二子新地駅」高架下スペースを活用したコミュニティ施設「にこぷら新地」(二子2の6の47/【電話】044・712・5440)の運営法人が発足10年を迎えた。10月14日(土)にはこれを記念し、同施設の将来像等を話し合うイベントが実施される。
この施設は東急電鉄の複々線化工事事業に伴い2014年に開設されたもの。「アート×コミュニティ」をテーマに、貸しスペースで各種講座が開かれるなど、地域交流の場として広く活用されている。
2013年発足
管理運営を手掛けるのは地域住民を中心としたNPO組織「DT08(ディー・ティー・エイト)」(川崎泰之理事長)。法人名の由来は二子新地駅の駅番号(08)となっており、2013年5月に法人登録を完了した。以来、同所の維持・保全などのみならず、行われるイベントの企画や、講座の発案などにも参画。かつては多摩川を挟んで世田谷区との大掛かりな「綱引き大会」を施設をあげて手掛けるなど、文字通り「にこぷら新地」と共に10年、歩みを進めてきた。
幅広く活用
公的な会館施設などでは「飲食不可」とする場合が多い中、「にこぷら新地」はこうした類の制限が少ないため、これまでも日本酒の利き酒イベントや、模擬居酒屋の企画などが行われ好評を博している。また、地域の障害児のための「クリスマス会」の会場としても知られており、例年12月に高津第三地区社会福祉協議会主催の下、楽しいひと時を提供している。

高津第三地区社協主催のクリスマス会の様子
記念イベント「アート×コミュニティのこれから」
「DT08」では、運営法人として発足10周年の記念イベント「アート×コミュニティのこれから」を10月14日(土)15時からにこぷら新地で開催する。当日は、これまで10年の歩みを振り返るほか、パネリストを招いてのディスカッションを予定。川崎理事長自ら司会を務め、地元ゆかりのパネリストと共に、施設の今後などについて話し合う。さらに川崎市市民文化局長の中村茂氏がコメンテーターとして登壇する。
参加には事前申込みが必要、詳細は【https://dt08.org/nicopla/】へ。