2024 年プリツカー賞受賞建築家の設計思想を紹介
建築家・山本理顕(1945-)の50年にわたる設計活動を、およそ60点の模型や図面、スケッチ、ドローイングを通して紹介する展示会です。
山本理顕は、建築におけるパブリックとプライベートの境界を「閾(しきい)」と呼び、地域社会とのつながりを生む空間として重要視しています。こうした思想を体現した建築は、そこに住む人々だけでなく、周辺のコミュニティー全体を豊かにできるものとして世界的な評価をあつめ、2024年には、建築界で最も栄誉あるプリツカー賞を受賞しました。
代表作のひとつである横須賀美術館を会場として行われる本展は、山本理顕の設計思想を総合的に紹介する、過去最大規模の展覧会となります。
見どころ
山本理顕の50年にわたる設計活動を約60点の模型で 立体的に紹介
初期の個人向けの住宅から、集合住宅、学校、消防署、美術館などの公共施設に至るまで、山本理顕の建築には、人々の意識を地域社会に向けさせ、コミュニティーを豊かにする仕掛けが盛り込まれています。本展では、実際に建設されなかった設計案も含め、約60点の模型によって山本理顕の設計思想を立体的に理解することができます。
代表作のひとつ、横須賀美術館の空間を体験
2007 年に開館した横須賀美術館は、山本理顕がはじめて手掛けた美術館建築です。
周囲の景観に溶け込むような外観、館内外のシーンを切り取るたくさんの窓は、自然や他者の活動に意識を向けさせようとする、山本理顕の設計思想を表現しています。本展では、館内でも最も特徴的な地下階の展示ギャラリーを会場として使用しており、建築家自身による空間構成を体験することができます。

横須賀美術館のエントランスを館内から見た風景
読者プレゼント!8組16人招待
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