日本三大桜の一つ「淡墨桜」(うすずみざくら)が咲き誇る、知る人ぞ知る絶景スポットが、秦野市蓑毛(みのげ)にあります。岐阜県根尾谷にある淡墨桜の子孫の樹として花を咲かせており、近年は蓑毛の町おこしにつながっている、地元秦野市も注目する桜スポットとなっています。
2020年の夜桜ライトアップは3月22日から開催中です。
夜桜ライトアップは淡墨桜の散り状況、葉桜の状況次第で終了となります。
里山の一本桜
秦野で淡墨桜が咲く場所は、蓑毛在住の猪股義晴さんのお宅。登山者やサイクリストなどで賑わうヤビツ峠につながる道沿いのお宅なのですが、淡墨桜は自宅裏の畑に植えられているため、道行く人の目に留まることはありません。大山も望める里山に囲まれた、まさに知る人ぞ知るスポットです。
菜の花との競演も
約30年前、知人から譲り受けた1メートルほどの苗木を植樹。2014年頃から樹全体に花が咲き始めたそうです。「見頃に合わせて菜の花も一緒に楽しめるように」と猪股さんの粋な計らいにより、ピンク色と黄色のコントラストが見事な景色が楽しめます。
激レアな桜スポット。動画ピークは1分30秒付近。#秦野桜 #蓑毛 #神奈川桜 pic.twitter.com/B3rn42hnV6
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散り際は墨色に
蕾は薄ピンク色、満開時には小さく可憐な白い花を咲かせ、散り際は淡い墨色に変わりゆくことから「淡墨桜」と名付けられています。2018年は3月下旬に見頃を迎えました。
ライトアップで一般公開
そんな蓑毛に咲く淡墨桜を地域で盛り上げ、緑豊かな蓑毛地区の良さを知ってもらおうと、期間限定でライトアップを開催し、一般公開。地域住民がメンバーの「蓑毛地区活性化対策委員会」主催による、桜の町おこしにつながっています。
マニアも注目の夜桜ライトアップ
毎年大勢の人が訪れるというライトアップ。「マニアの方が長時間、撮影される姿も。また、岐阜まで淡墨桜を見に行ったけれど、見頃のタイミングが合わなかったという方が情報を聞きつけいらっしゃったりします」と猪股さん。
アクセス方法
自然観察施設「緑水庵」(りょくすいあん)から秦野・清川線沿いに約300メートル上ると会場です。バスを利用する場合は、バス停「蓑毛中」から少し坂を下って左側です。入り口は2つあります。
- 2019年の夜桜動画
こっ、ここはどこだ…!激レアなスポット過ぎて辿りつけるか?いよいよ明日まで。淡墨桜、夜桜ライトアップフィナーレ。#淡墨桜 #秦野桜 #蓑毛 #日本三大桜https://t.co/cW5fJ9dFHD pic.twitter.com/Kc9Ouzo0Ks
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