【記者が見た(5)】電車に座ってラクラク通勤!三浦はチャリンコあれば渋滞回避でまちぐるり<三浦に「足がない」なんて言わせない編>

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【記者が見た(5)】電車に座ってラクラク通勤!三浦はチャリンコあれば渋滞回避でまちぐるり<三浦に「足がない」なんて言わせない編>

コロナ禍に伴い、新しい生活様式が求められたことで、リモートワークなど多様な働き方が広がった。地方移住への関心も高まり、とりわけ仕事と家庭のバランスが取れた時間を求める人も増加これらの条件をクリアするまちとして、三浦市が選ばれることがある。

快適で便利な移動手段とは?三浦海岸駅長に聞いた

三浦市に住んだはいいが、「田舎」「足がない」「不便」なのでは?と思う人も中にはいるだろう。ところが住民たちは不思議と困ったそぶりを見せない。その理由について、京浜急行電鉄歴42年、2024年春から三浦海岸駅長を務める田中信廣さんに話を聞いた。

まずは三浦市内にある駅の歴史や特徴を教えて下さい。

「1966年7月に開通した三浦海岸と、1975年4月に開通した三崎口の2駅があります。駅の利用者数は1日平均で、三浦海岸が9,000人弱、三崎口が13,000人超(2022年統計データ)。三崎口は京急線の最南端駅ですので、横浜や都内に通勤・通学する方は1時間ほどゆったりと座っていれば目的地へと到着します。都心のさらに先の京成方面にも行けます。また三浦海岸駅の始発はAM4:50。全線の中で最も早いので、出勤前に会社近くのカフェで1日の「ToDoリスト」を確認したり、ジムで少し汗を流したり、といった“朝活”もできますよ」

そのほか、電車以外の「足」はありますか?

「バスやタクシー、レンタカー、レンタサイクル、キックボードなど様々。三浦市内には、おしゃれなレストランやカフェがありますが、横須賀や葉山、鎌倉も近いので、外食やファッションなど買い物には不自由しないですし、気分転換もできるので飽きないですね。都心へのアクセスも良好。車で三浦縦貫道(バイパス)に乗ってしまえば、羽田空港まで行けるので、旅行好きの方は楽チンでしょうね」

三浦市内に住むメリットは何だと思いますか?

「仕事に疲れたらぼーっと海を見て、心をリフレッシュできる非日常的なところでしょうか。人もあたたかく、のんびりとした雰囲気に惹かれて移住する方も多いと思います。治安も良いですし、安全安心。駅前でのイベントも多く、例えば早咲きの河津桜が楽しめる「三浦海岸桜まつり」では太鼓やダンスなどで観光客を歓迎する「お迎え式」や新鮮な野菜や魚などが購入できる「トラック市」、最近では「ビアフェス」なんかも人気ですね」

記者オススメの「足」

隣町の横須賀市・久里浜から乗船できる「東京湾フェリー」もある。40分ほどで千葉(金谷)まで行けるので、ゴルフやサーフィンが好きな方はぜひ利用してみてほしい。

自転車は生活の一部だ!まちで遊び尽くせ!!

三浦市内では最近「チャリピク」なるものが、密かなブームに。「チャリンコ(自転車)」+「ピクニック」を掛け合わせた造語で、電動アシスト付き自転車でピクニックを楽しむ体験ツアー。

  • 抜群にキレイな景観を楽しめるだけでなく、土日祝の渋滞も避けられる。大学生らは”SNS映え”を意識したルート選定や多彩な機器が入った木製の籠を装備した「チャリピク号」を作成するなど、地域の魅力発信に力を入れている

この日、彼らは城ヶ島にいた。仏ミシュランが発行する外国人向け日本旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、三浦半島が2つ星、エキゾチックな自然が残る城ヶ島も2つ星の評価を得ている。今や若者の映えスポットと化し、海辺で満天の星空を眺めるのがカップルの間で流行っているという。

「チャリピクセット」と呼ばれる装備の中にある簡易型コンロで地ミルクを沸かし、珈琲豆をミルで挽いて淹れたカフェオレを飲みながら、朝採れ野菜を挟んだホットサンドを頬張るという、何とも贅沢なことをしていた。

自転車屋でも取材してみた

チャリピクは、どちらかというと観光客やインバウンド(訪日外国人)向けなのかもしれない。では実際にまちに住む人は?もし記者が三浦市内に住むとなると、自転車は1台所有しておきたいものだ。ということで、三浦海岸の道路沿いに面する「うみかぜサイクル」(南下浦町上宮田)へ。

「ニャオ」。店内に入ると、看板猫のうみちゃん(♀)が出迎えてくれた。かわゆい♡♡♡

オープンから11年目を迎えた店舗で、オーナー・小林正樹さんと店長・鈴木里江さんが丁寧に接客してくれる。当初はレンタルだけだったというが、コロナ禍で若い移住者も増えたこともあり、現在は販売もしているという。

鈴木店長によると、ご多分に漏れず「電動アシスト付き自転車」が人気という。「剣崎方面は信号も少ないから走りやすい。自転車にハマっちゃって、ロードバイクに切り替える人もいるんです」とのこと。

自転車で巡る12時間の旅

居ても立っても居られなくなった記者は、自転車で三浦を半日巡ることにした。コースは鈴木店長が言っていた剣崎方面のイーストコーストに決めた。いざ、出陣じゃ!

走りに走った。ただひたすら走り続けた。すると巨大な2基のタワーがくるくる回転していた。「宮川公園」内の風力発電設備で、三浦市のランドマークなのだという。

また少し走ると、前方にあの有名な怪獣?のようなシルエットが!近づいたら、ただの樹木だった。勘違いしたのは記者だけだろうか

福泉寺(初声町三戸)から望む夕陽は最高だ。三戸浜海岸越しの富士山が間近に感じられる長閑なロケーションで、さえぎるもののない海岸線がオレンジに染まっていた。

相模湾に面した小網代の森は、森林や川、湿地、干潟、海と自然環境がひと続きに保全された希少エリア。2,500種類もの生き物がここに棲み、広大な敷地には散策路が整備されているので、幻想的なホタルの観察会なども開かれる。カブトムシやクワガタ、アカテガニなども捕まえられるので、子どもたちも大喜びだ。

しあわせの黄色い電車

さあ、帰ろう。自転車を置き、駅のホームで電車を待っていると…あっ!京急イエローハッピートレインだ!思わず声を出し、小躍りしてしまった。1週間に1~2回程度、限定区間でしか運転されず、赤い電車が中心の京急線において黄色い車両は非常に目立ち、珍しい車両として「しあわせの黄色い電車」と呼ばれている。どうか良いことありますように!

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住所

神奈川県三浦市

公開日:2024-06-15

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