多摩区宿河原にある常照寺のボタンが見頃を迎えている。
約20株が赤やピンク、白の花を咲かせ、境内を彩っていた。取材日の4月14日には、カメラを構えて花々を写真に収める人たちの姿もあった。
気持ちを和ませて
同寺が属する真言宗豊山派の総本山、奈良県の長谷寺は、多くのボタンが咲くことで有名だ。常照寺では約40年前に少しずつボタンを植えていったという。毎年、4月頃に大輪の花が見られ、近隣住民らが見に来ることも増えた。
同寺の沼田眞教副住職は「ボタンを見ることで心が豊かになり、気持ちも和む。境内は出入り自由なので、ぜひ見に来ていただければ」と笑顔を見せた。