水源地域における観光振興と脱炭素社会の実現を目指し、県は2025年夏に丹沢湖と宮ヶ瀬湖にエコモビリティステーションを設置。併せて、「周遊旅スタンプラリーキャンペーン」を実施している。
環境のエコ、移動のモビリティをつなげた言葉で、公共交通機関、自転車、徒歩等を賢く使い分け、環境に配慮した移動手段「エコモビリティ」。
県は昨年、有料でシティサイクル(電動付)、eーbike、電動キックボード等が借りられる「エコモビリティステーション」を初めて宮ケ瀬湖に設置した。今年は丹沢湖を加えて設置を拡大。更なる利用を推進するため、スタンプラリーを企画した。
参加は、専用のサイクリングアプリ「TraVelo(トラベロ)」をダウンロードしてエントリー。アプリ上に登録されたスポットを周遊(GPS機能でスポット到着時にポイント獲得)することで、オリジナル通貨「みやたん」が獲得できる。獲得数に応じて、特産品と交換できるシステムだ。県担当者は「美しい自然景観、歴史、名所、味覚といった水源地域の魅力を楽しんでもらいたい」と話す。
丹沢湖周辺では、8月1日から山北町の民宿箒沢荘(中川728)、かくれ湯の里信玄館(中川577の6)、落合館(神尾田759の23)にステーションを設置。キャンペーンは1日から11月30日(日)まで行われ、丹沢湖記念館や千代の沢園地など、指定された24スポットを訪れると、ポイントが付与される企画になっている。宮ケ瀬湖では7月18日から行われている。
ステーションの一つである落合館の石田まり子さんは「夏の丹沢湖は風がとても気持ち良いので、ぜひエコモビリティで散策してみて下さい」と話した。