「ヒロシのぼっちキャンプ」Season2の第一回放送が行われた2020年10月6日。ソロキャンプで大人気のヒロシさんが清流の横でソロキャンプをしたのは、こちらの西丹沢 大滝キャンプ場でした。告知動画はコチラ。
◆
「近場でキャンプ」が空前のブームとなっていますが、いざキャンプ場選びと言っても迷いますよね。東京・横浜から1時間半の「西丹沢大滝(にしたんざわおおたき)キャンプ場」は、「川の水がとてもきれい」「管理人さんが親切で人柄が良い」「満天の星が見られる」「予約不要で金額もリーズナブル」と評判です。その魅力を探りに、キャンプ大好き記者が取材レポートしてきました。
西丹沢の大自然の中で近場キャンプ
神奈川県最西端の「山北町」にあるキャンプ場。なんと町域の9割が丹沢山塊という、まさに大自然のまち。西丹沢大滝キャンプ場は、国立指定公園に隣接した、美しい水と緑に囲まれた絶好のロケーションにあります。
受付を済ませたら坂(ちょっと急なので要注意)を下って正面の川沿いサイトへ。サイトまでは車の乗り入れができます。美しい白砂が広がるサイトでは、アウトドア雑誌の撮影もよく行われています。
- アクセス/東名高速道路「大井松田IC」を降りて約35分
- 料金/オートキャンプ1泊5,000円(ほか詳細はHPで確認を)。チェックインは11時、チェックアウトは10時。9時からのアーリーチェックインも受付中。
- ポイント/予約不要なので思い立ったら一年中、気軽にGO!ゆったり満喫するなら金曜日からの宿泊がおすすめ。夏場の混雑時期は、朝8時頃から車の列ができるので注意。キャンプ場公式Twitterでは天候や楽しみ方をこまめに発信中!
- 感染症予防対策/キャンプ場入場規制・シャワー室の利用中止を実施中。キャンプ場までの途中に中川温泉あり。
どこまでも続くよ川沿いサイト
人気サイトは、やはり川沿いです。取材日は夏休み明けの金曜日でしたが、川沿いはほぼ埋まっていました。あたり一面川と緑の世界。秋は圧巻の紅葉が目に飛び込んできそうな、絶景キャンプが楽しめます。
正面川沿いサイトを左方向へぐんぐん進んでいく車も多い…。「一体どこまで行っちゃうの?」という位、サイトは奥地まで広がっているので、キャンプ場の広さに驚きます。
- ポイント/奥方の川沿いサイトエリア中腹には、ボックス型の公衆トイレあり。洗い場はなし。
正面川沿いサイト手前には、段違いのサイト区画もあり。川から少しだけ離れていますが、比較的プライベート空間が確保できるサイトです。川沿いサイトに目が行きがちなので、意外と見過ごしてしまうサイトかも?
段違いサイト周辺は、キャンプするには使い勝手の良い樹がいっぱいあります。今やキャンプで愛用する人も多いハンモック。樹と樹の間に引っ掛ければ、特等席の完成です。
絶好の川遊びスポット2選
川は小さな子どもでも、ちゃぷちゃぷ遊べる浅瀬が比較的多いですが、深いスポットもあり。川遊びには、ライフジャケットを身に着けておくと安全安心です。ここでは、記者がキャンプ場内で見つけた絶好の川遊びスポットを紹介します。
その1.穴場&プレイベート空間たっぷり
まずは、正面の川沿いサイトを右方面へ進んで行くと現れるスポットです。湾曲状のコースを進んだ先にあるので、意外と知られていないレアスポットかも。まるでプライベートプールのようにゆったり楽しめます。
何よりもこの美しい川の水に驚くでしょう。川底がはっきり見えます。「川の水がきれい」と言うキャンパーの声もここで納得です。※所々深いポイントもあるので、子どもはライフジャケットは必須です。
その2.ターザンになってジャンプ
西丹沢大滝キャンプ場にある川は、とにかく様々な表情のスポットがあるのが魅力です。きっとお気に入りのスポットが見るかるはず。
「ロープがついているから行ってみて!」とキャンプ場オーナーの湯川さん。正面川沿いサイトから左方面へ歩いて5〜6分ほど。なんと高さ4mほどの岩場付近からロープを使って川にダイブ!
これぞ西丹沢の秘境に潜む冒険スポット。しかし、見た目以上に高くて怖いはず…でも、ぜひチャンレンジを。
森の中の「天空のログハウス」
キャンプファイヤー場横には、バンガローエリアが。見上げると、何やらおしゃれなログハウスが森の中に佇んでいます。スロープをのぼっていきます。
トムソーヤ気分で子どもたちも喜びそうな高台。朝は山の景色を見ながらデッキで珈琲を…最高。天空のログハウスですね。
17番のログハウスを左手に見て、さらに奥へ進むとまた趣が異なるログハウスが待っていました。緑に囲まれ、とても爽やかな朝が迎えられそうです。
- ポイント/ログハウス・バンガローは全部で20棟あり。団体予約も可能です。寝袋を持っていれば宿泊も楽。ない方は、布団などレンタルを(料金表はこちら)。
西丹沢大滝キャンプ場名物「ピザ窯」
西丹沢大滝キャンプ場の名物が「ピザ窯」。ナチュラルフードコーディネーターでもあるオーナーの湯川さん自慢の絶品ピザが、事前予約でピザ作り体験とともに楽しめます。
生地を丸く伸ばし、トッピング、焼きまで体験できます。野外で本格的なピザ窯を体験できるのは、ここ西丹沢大滝キャンプならでは。
トッピング用のバジルはなんと穫り放題サービス。「無農薬だから香りがとても良いんですよ」とオーナーの湯川さん。「本当だ!」。みるみるうちに爽やかな、しかも濃厚な香りが漂ってきました。
そんなバジルをさらにたっぷりかけて。彩りが豊かにして、「いただきます!」。タバスコはもちろんですが、なんと「はちみつ」もかければあら不思議。あっという間にスイーツ感覚に様変わり。ぜひ、西丹沢大滝キャンプ場に来た際には、ピザ窯を体験してみてください。
- ポイント/持ち込んだピザも無料で焼けるので、スタッフにお声掛けを。
「神奈川で一番きれいな星が降るキャンプ場」
星の降る絶景キャンプ場をまとめた本『子どもと一生の思い出をつくる 星空キャンプの教科書』(株式会社G.B)では、神奈川で一番星空がきれいなキャンプ場に選ばれています。
冬場は天体観測ファンが訪れ、夜な夜な撮影をしに訪れると言います。キャンプファイヤー場に寝転んで見るのもお勧めだとか。夏場は流れ星が見られます。
体験後記
いかがでしたか?川遊びにグルメに星空に。西丹沢の大自然の中で100%キャンプを満喫できる、西丹沢大滝キャンプ場。リピーター率も高いのも納得です。ちなみに、結婚式も執り行われる時もあるのです!味噌作り教室や自然の素材を使ったクリスマスリース作りなどイベントも充実。春夏秋冬と季節の移ろいを肌で感じられるキャンプ場。そして、何よりオーナーの湯川さんやスタッフの方々がとても親切なので、「また行きたいな」と思わせてくれる、そんなキャンプ場です。なお、道の途中にはカヌーやサップが楽しめる丹沢湖、中川温泉では日帰り温泉が楽しめますよ。
番外編:名前の由来「大滝」へ
西丹沢大滝キャンプ場に来たら、ぜひ立ち寄ってもらいたいのが名前の由来ともなっている「大滝」です。しかも、ネット上でもあまり情報が拾えない、超レアな滝!その名の通り、「大きな滝」が待ち受けます。大滝へのアクセスは、西丹沢大滝キャンプ場に入る直前にある「畦ヶ丸」「大滝峠」入口からです。
- ポイント キャンプ場からのんびり歩いて片道40分と程よいハイキング。西丹沢大滝キャンプ場のインスタグラムには、アクセスが紹介されているので、一度チェックを。
- 西丹沢大滝キャンプ場インスタグラムはこちら
- 西丹沢大滝キャンプ場から「大滝」までのアクセス方法をチェック(インスタ)