8月は県が実施する「かながわ子ども・子育て支援月間」。厚木YMCAは子どもの未来を応援する企画のひとつとして、こども食堂の開催で協力している。2017年度から厚木市の市民協働提案事業として採択され始まったこども食堂。その取り組みを取材した。
子どもからシニアまで訪れる居場所に
YMCAこども食堂は、食事の提供だけでなく、体育館やプールを利用した健康づくりや、留学生との国際交流体験などを通して、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを目的に始まった。
開催は月1回程度。小学生の親子を中心に、幼児から年配の夫婦まで、多いときには100人ほどが足を運ぶ。毎回参加する親子もいるほど。ボランティアスタッフは、職員をはじめ地域住民や市内の大学生など、20人ほどが参加している。また、米や野菜などを寄付してくれる参加者もいて、担当者は「応援してくれる人を増やしたい」と笑顔をみせる。
1年以上続けてきて担当者は「目標としているひとり親家庭などに対する福祉的支援の実現は難しい」と吐露するが、「『家族が笑顔で帰ることがもう福祉だよ』と言ってもらえて本当に救われた。長く続けていかなければ」と強く心に決意した。
8月は外国の料理を堪能 事前予約なし
8月26日(日)には、「気分は海外旅行!?外国の料理を堪能」を企画。YMCA健康福祉専門学校に通う留学生が、母国の料理を調理して振るまったり、各国の遊びを体験できるコーナーも設置される。
午前11時半から午後2時。参加費子ども100円、大人300円。申込みなしで誰でも参加可。(問)厚木YMCA【電話】046・223・1441へ。