意外とわからない供養のこと
「水子供養のこと、人には相談し辛い」「亡くなってしまった愛犬の供養どうすれば」など、いざという時、分からないことが多い供養のこと。
横浜市鶴見区で人々の安らぎの場所となっている曹洞宗・寿徳寺では、駒澤大学の学長を務めた歴史学者である廣瀬良弘住職が「悩める方々の役に立ちたい」という思いのもと、大切な人の葬儀や法事、ペット供養から水子供養まで、供養に関する様々な相談に応えています。
- このページでは、記者が廣瀬住職に取材させて頂き、教えていただいたお寺の住職ならではのお話をまとめています。
駅伝が大好きな住職
廣瀬住職は、埼玉県出身。赤穂浪士の墓があることで有名な東京の泉岳寺で修業を積み重ねました。「幼い頃から歴史の勉強は誰にも負けなかった」と笑います。
住職が大好きなのが「駅伝」。駒澤大学・陸上競技部の顧問を務めており、年始の箱根駅伝では、15年以上前から毎年、スタート地点である大手町の読売新聞社前へ駆けつけ、選手を激励し、箱根に宿泊して復路スタートの選手を応援しています。
「普段の厳しい練習、襷にかけた思いはもちろん、どんでん返しなどのドラマもある」。駅伝の話になると口調に熱がこもります。
教えて!住職に聞ききました
水子供養について
動物供養について
葬儀について
法事について
寿徳寺ってどんなお寺?
元和元年(1615)年に、曹洞宗の寺院として開山。もともとのご本尊は阿弥陀如来さま。途中から曹洞宗寺院として改められ、現在は釈迦如来さまを祀っています。
住職の研究によれば、境内にあるもっとも古い板碑というお墓は今から600年以上も前の時代のもの。山門脇の地蔵堂にいらっしゃる地蔵菩薩は、江戸時代に彫られたもので、左の地蔵菩薩が右手に持つ杖は「どこにでも誰でも救いに行きますよ」、左手に持つ宝珠は、「悩みや苦しみから救いますよ」という意味があるそうです。