新港ふ頭(みなとみらい21地区)に整備が進む客船ターミナルを核とした複合施設「横浜ハンマーヘッド」。その内、「食」をテーマとした体験・体感型の商業施設「ハンマーヘッドSHOP&RESTAURANT」が2019年10月31日に開業することが発表されました。テナントは飲食店を中心に全国初新業態を含む25店舗が出店。また、本牧で8月26日に開局したコミュニティラジオ局「マリンFM」のサテライトスタジオも整備されます。
新港ふ頭に整備が進む「横浜ハンマーヘッド」は、客船ターミナルと商業施設、ホテルが一体となった複合施設。税関や出入国管理、検疫を行うCIQ施設を含む「新港ふ頭客船ターミナル」と、(株)横浜グランドインターコンチネンタルホテルが経営・運営する「インターコンチネンタル横浜Pier8」は今年11月開業、ふ頭の突端部分に横浜市が整備する「ハンマーヘッドパーク」は2020年3月下旬の供用開始を予定しています。
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ありあけ、鎌倉紅谷、バニラビーンズの新業態など25店舗
今回、決定したのは商業施設に出店するテナント25店舗。全国初、新業態で展開する「鎌倉紅谷 Kurumicco Factory」では、ワークショップ「クルミっ子つくるっ子!」を開催。クラフトマンと一緒に「生地のばし」や「キャラメルのばし」などを体験し、ホールサイズ1/10のクルミっ子を作ります。完成したお菓子は「クルミっ子メモリアルブック」に入れて持ち帰りできます。
※以下、店名 / 運営会社 / 特色 ★は全国初・新業態、☆は神奈川初、●は横浜初。
1・2階
- QUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル) ★/ (株)HUGE / ニューアメリカン、ブリュワリー、ディスティラリー、ロースタリー
1階
- スターバックスコーヒー / スターバックス コーヒー ジャパン(株) / シアトル系コーヒーショップ
- 茶寮 伊藤園 横浜 ●/ (株)伊藤園 / 和カフェ
- THE ALLEY(ジ アレイ) /(株)ポトマック / ティーストア
- JAPAN RAMEN FOOD HALL(ジャパン ラーメン フードホール) ★/ (株)オーシャン / カフェバー(OCEAN BAR)と5店舗(初代 ☆、麺厨房あじさい ☆、札幌麺処 白樺山荘 ●、K’s collection 辛味噌サンマー麺/ケーズ コレクション ★、博多 一星 ★)
- セブン-イレブン / (株)セブン‐イレブン・ジャパン / コンビニエンスストア
2階
- アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ 横浜 ☆/ (株)バルニバービ / ピッツァ・イタリアン
- ~500kcal~ トリュフ ファーム ★/ (株)ボネリート / ベジタブルダイニング
- ハングリータイガー / (株)ハングリータイガー / ハンバーグ・ステーキ
- VANILLABEANS THE ROASTERY(バニラビーンズ ザ ロースタリー)★/チョコレートデザイン(株)/クラフトチョコレートショップ
- Bayside Motion(ベイサイド モーション)★/ (株)ユニマットプレシャス / セレクテッド・エンターテインメント・ラボ
- 鎌倉紅谷 Kurumicco Factory(カマクラベニヤ クルミッコファクトリー) ★/ (株)鎌倉紅谷 / スイーツファクトリー・ショップ&カフェ
- YOKOHAMA CARAMELLABO(ヨコハマ キャラメルラボ)★/ (株)ウイッシュボン / スイーツショップ
- ありあけハーバースタジオ ★/ (株)ありあけ / スイーツショップ&カフェ
- COLONIAL BEACH(コロニアル ビーチ) ★/ (株)ラックバッググループ / シーフード
- ELOISE’s Café(エロイーズ カフェ) ●/ (株)ネクストレイン / フレンチトーストカフェ
- ピーターラビット カフェ ★/ (株)ラケル / ブッフェ カフェ&クレープリー
- AINZ&TULPE BEAUTY FACTORY(アインズアンドトルペビューティー ファクトリー)★/ (株)アインファーマシーズ/コスメ&ビューティー・カフェ
- Wonder Fruits(ワンダーフルーツ)●/ (株)青木商店 / フルーツジュースバー
- マリン FM / (株)横浜マリンエフエム / コミュニティ放送局
施設の敷地面積は約1万7400平方メートル。建物は地上5階建で延床面積は約3万300平方メートル。CIQ施設は1階に、ホテルは1階から5階までに入ります。商業施設は1階から2階部分の約5千平方メートル。1階は11店舗(約1500平方メートル)、2階は14店舗(約3500平方メートル)。
横浜ハンマーヘッドを運営する新港ふ頭客船ターミナル(株)は、藤木企業(株)・(株)小此木・川本工業(株)・(株)横浜岡田屋で構成される(株)YNPをはじめとした計4社から。代表企業を務める(株)横浜岡田屋の担当者は「この施設を介して横浜全体に人が行きわたるようなネットワークを築いていきたい」と話しています。
複合施設の名称は、1914年に国内初の港湾荷役専用クレーンとして整備された「ハンマーヘッドクレーン」に由来します。2001年に現役を退きましたが、現在も新港ふ頭突端にその姿を残します。