一般的にだまし絵として知られている「トロンプルイユ」の展覧会が横浜本牧絵画館=中区本牧元町40の7=ではじまった。7月19日まで。
4月16日には内覧会が開かれ、同絵画館の武田由館長や(一財)横浜本牧絵画館の武田春子理事長らが出席した。
日本を代表するトロンプルイユ作家の岩田榮吉(1929年〜1982年)の作品を中心にコレクションしている同館では、春と秋の年2回、国内のトロンプルイユ作家の作品を展示している。
今回、出品された岩田の作品は東京藝術大学所蔵の「日本人形」と「アルルカン」の2点。その他にも城戸義郎、伊牟田經正、小林聡一、中原未央、池田誠史、鳥越一穂、山本大也の作品が展示されており、作品数は計23点となっている。
作品の技法は油彩を中心にキャンパスに描かれたものから銅板を用いたものまで様々。「実物と見まがうほど写実的に描かれた絵画」であるトロンプルイユを楽しむことができる。
開館は午前10時から午後5時(入館は4時30分)まで。火曜日休館で観覧料は500円。(問)同館【電話】045・629・1150