創業60年、「やまと豚」でお馴染みの株式会社フリーデンが取り組んでいるのは「安全・安心・おいしさ」という企業理念を持続可能にするための「地域循環型農業」。森延孝代表取締役社長は、「『安全』『安心』は何も商品に限ったことではありません。従業員が安心して働ける労働環境や地域の自然環境に配慮しながら事業を行っていくという意味も含まれています。自社製品や事業が社会や環境に役立ってるということが社員の自信や誇りにつながると確信しています」と話す。
事業面で軸となるのは遊休水田での飼料米作りと養豚牧場の排泄物の有機肥料化。肥料は飼料米作りに活用し、地域の活性化と飼料用米生産の拡大を目的とした地域循環型農業を行なっている。

有機肥料化する様子
環境にも人にもやさしい
岩手県一関市の耕作放棄された水田を使った飼料用米生産は、地元の雇用創出のほか生態系の保全に寄与。牧場で排出される糞尿は有機肥料化の際、微生物が悪臭を除去するので、地域公害対策にもなる。養分の多い発酵豚糞堆肥は『大地くん』として出荷。農業に欠かせない土壌作りに広く役立てられている。

飼料米の田んぼ
栄養たっぷりの飼料米を食べて育った豚は環境にも体にもやさしい「やまと豚米らぶ」として食卓へ。まさに命の循環が生まれている。

やまと豚米らぶ
私たちが取り組むSDGs目標
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