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移り住んで1年10か月。地元と呼べるこのまちを、Webメディアで元気にする!<わたしの茅ヶ崎暮らし>

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茅ヶ崎市東海岸北在住 齋藤 浩平(さいとう・こうへい)さん

東京都国立市出身。地域特化型のホームページ制作を手がける『株式会社自給人』を経営。2019年、数々の壮絶な出来事を経験した末に、茅ヶ崎へ転居。“自給自足する最強の男”、“自立”がモットー。湘南の魅力を発信したいと思い立ち上げた地域メディア「JIMOHACK湘南」の編集長として日々奮闘中!

悪夢のような半年間…癒しを求めてやってきた茅ヶ崎

齋藤さんが茅ヶ崎にやってきたきっかけ、それは自身の身に次々と降りかかった数々の出来事でした。

「2019年の3月、日課だった筋トレ中に左腕の骨が真っ二つに折れて、全治1年のケガを負いました。同月には生業としていたアフィリエイトでの収入が、Googleアップデートの影響で激減。7月には当時の妻と離婚しました。当時僕は千葉に住んでいて、離婚後すぐに仕事関係の知り合いが多かった大阪に移ったんですが、人間関係のトラブルから1か月で出ていかざるを得なくなりました」(詳細は記事末尾のリンクをご覧ください)

この間、わずか半年。目を覆いたくなるような出来事に次々と見舞われた齋藤さんは、住まいや暮らしの場を全部変えようと決意します。「身も心もバキバキに折れて、人生に疲れてしまって。海にでも癒されたいなと思ってGoogle Mapを眺めていたら、茅ヶ崎が目に留まったんです」

縁もゆかりもないまちでしたが、すぐに行ってみようと思い立った齋藤さん。茅ヶ崎駅に降り立った瞬間から「これまでのまちと空気が違う」と感じ、気に入ったといいます。「最終的に、引っ越し先はコワーキングスペースのある場所が良いと思って、茅ヶ崎と八王子に絞ったんです。仕事はパソコンが1つあればできるので。ただ、自分の人生の中で一度湘南に住んでみるのも面白そうだなと思って、茅ヶ崎にしました」

このまちではじめて気づいた“他力”の重要さ

茅ヶ崎に住み始めてからは、明らかに人生の流れが良くなったと齋藤さんはいいます。「海がすぐそばにあって、富士山も望める。北の方には里山が広がっている。そんな自然に囲まれた空間に癒されました。何より茅ヶ崎に来て知り合った人たちがとても温かくて、なんとなく引っ越してきた僕のことを自然に受け入れてくれたことがうれしかったですね」

自身の性格や考え方にも変化が。「元々は極度の引っ込み思案で人と話すのも苦手でしたが、茅ヶ崎に来てからはだいぶ社交的になりました。以前は、自分さえ良ければそれでいいと思っていたんです。引っ越してくる前はビジネスも全部自分1人でやっていたし、“自力”さえあればOKだと。でも、自分の力ではどうにもならないことが立て続けに起きて、初めて自力の限界を知ったんですよね」

齋藤さんは続けます。「自分が苦しい時に本当にいろんな方に助けてもらって、人に頼るとか信頼するとか、そういう“他力”が重要であると気づかされた。僕がずっとこだわっている“自立”も、“自力”だけでは脆く、自力と他力の両方があって成り立つものなんだなと痛感しました。僕が経験した苦しい出来事も、他力の重要さに気づくためのメッセージだったのかなと思えます。今となっては、ですが(笑)」

「まちを元気にしたい」同じ想いを持つ茅ヶ崎人

茅ヶ崎でいろんな人とのご縁がつながったという齋藤さん。茅ヶ崎の人について聞いてみると、「あくまで僕の感想ですが、『なんとかなるでしょ』みたいな楽観的な人が多いです。茅ヶ崎への愛が強くて、みんながそれぞれの仕事やイベント、あるいは何か新しくやろうとしていることを応援してくれる雰囲気がありますね」

多くの人とつながるきっかけとなったコワーキングスペース「チガラボ」。現在はここで、湘南移住者と、これから移住を希望している人が語り合うイベント「ジモトーーク!」も開催しています。

特に象徴的だったのが、昨年4月の緊急事態宣言で飲食店の営業が難しくなった際、テイクアウトができるお店の情報を発信し、地域のお店を応援しようとする動きがまちで広がったこと。「足を引っ張りあうのではなく、みんなで助け合って困難を乗り越えようと奮闘していました。以前住んでいた場所では絶対に見られなかった光景。『茅ヶ崎を盛り上げたい』、『元気にしたい』という共通理念が茅ヶ崎の人の間にあるからこそ、こういう動きが生まれるのだと思います。僕が運営する地域メディアでも微力ながら情報を届けたいと思い、発信をさせてもらいました」

湘南・茅ヶ崎への想いを、ビジネスや地域メディアで形にしたい

自ら会社を興してビジネスを展開している齋藤さん。茅ヶ崎を拠点にホームページ制作やデザイン、集客のためのWebマーケティングを手がけています。「得意なのはSEO対策です。Google MapやInstagram集客に関するコンサルティングも行います。ページを作って終わりとはせず、作った後のサポートも欠かしません」

また、湘南エリアの観光・暮らし・グルメ情報マガジン「JIMOHACK湘南」編集長の顔も持っています。「こちらはビジネスとは切り離して、茅ヶ崎や湘南を盛り上げたい想いで運営しています。何をしたら湘南の人が面白がってくれるかを知る実験的な要素もありますね。この間は、JIMOHACK湘南インスタグラムのフォロワーが1万人を突破したことへの感謝を込めて、プレゼント企画として湘南のおすすめスポット・グルメを投稿してもらうフォトコンテストを開催しました。こういうプロモーションが好きで、楽しくてついやっちゃうんですよね」

「急に思いついた」という「#ジモハック湘南フォトコンテスト」(応募は2021年5月31日で終了)。右下はマスコットキャラクターの『ジョニー君』。

お仕事でもJIMOHACK湘南の運営でも、大事にしているのは“湘南密着”の姿勢。「ビジネスでは湘南エリアの地域集客に特化しています。JIMOHACK湘南もそうですね。例えば、『ジョニー君』というキャラクターがいるんですけど、この制作をあえて地元のイラストレーターの方に依頼しました。正直、安く作ろうと思えばいくらでも別の方法がありましたが、作り手の方が『ジョニー君』のことを広めてくれたり、湘南に暮らす方が愛着を持てたりするので、このほうがサイトに興味を持って関わる人をより増やしていけると思っています。また、フォトコンでも茅ヶ崎のお店の方に協賛をいただいて、入賞者への景品をご提供いただきました」

フォトコンテスト景品には湘南、茅ヶ崎の“名物”がズラリ!(左上:「加納食堂」生餃子、右上:青摘み湘南みかんサイダー、左下:「オステリア ボッテガ エッセ」自家製モッツアレラチーズ、右下:「Variety Store BEBET」オーダーメイドオリジナルサンダル)

ちなみに、日頃から茅ヶ崎や湘南エリアの情報を発信している齋藤さんに、茅ヶ崎のまちがより盛り上がるために効果的だと思うことを伺ってみました。

「茅ヶ崎愛のある団体や人が多いので、その人たちがもっとまとまって、互いに協力し合える関係になったらいいなと思います。それと、サザンCとかTバーとか、ちょっとした観光スポットをもっと生かせたらいいですね」

キャンプから釣りまで、気ままに楽しむ

毎日忙しく過ごしている齋藤さんに、オフに楽しんでいることを聞いてみました。

「まずは、キャンプですね。この間は山中湖で一泊。初キャンプでしたが、とりあえず道具から一通りそろえて、いきなりソロで行ってきました。夜明けとともに鳴き始める鳥の声で自分も目覚めて、「鳥も同じような感じで生きてるな」とか思っていました(笑)。あとは神社が好きで、まちで見かけるたびに行きます。隣町にある寒川神社には月1で通っていますね。『いつもありがとうございます』と手を合わせることで、心がリセットできます。もちろん海にも行きます。好きな景色は夕方に見る富士山。見ていると『これが幸せってやつなんだろうな』って思います(笑)」

JIMOHACK湘南を通じて知り合った方とはプライベートも楽しんでいます。「この前は仲間5人で朝から釣りに出かけました。そこでなんとマダイが釣れまして、どこかにこの“戦利品”を調理してくれるお店がないかと探してみると、市内柳島にある『わさび』という居酒屋さんが持ち込みOKということで、釣りを終えた後にそのまま向かいました。お店に着いた時間が14時頃で、お店が17時開店だったので、スキマ時間で市内中島の『竜泉寺の湯』で温泉に浸かって一寝入りして、開店と同時にお店に行きました。美味しく調理してもらったマダイを日本酒とともに堪能して、本当に最高でしたね」

“地元”と言えるこのまちを、もっと盛り上げたい

最後に、齋藤さんにとって茅ヶ崎はどんな場所か、改めて伺いました。

「“地元”ですね。僕は茅ヶ崎に来る前に一度死んだようなもの。ここに来て、これまでにないほど人とのつながりがたくさんできて、僕自身生まれ変わることができた。本当に、茅ヶ崎のまちと人に救われたなと思います」

今後やりたいことを聞くと、「Webで仕事をしていると、必ずと言っていいほどリアルな関係につながっていく。特にコロナ禍でオンラインによるやり取りが増えたことで、以前よりもリアルでの人と人とのつながりを欲する機運が高まっている気がします。なので、コロナ後を見据えて人々がリアルで会えるコミュニティを茅ヶ崎で作っていきたい。街コンとかも面白そうなので企画してみたいですね。参加者へのコーディネートやヘアスタイリングなどのプロデュースをセットにしてみてもいいかも。あ、プロデューサーは僕です(笑)」

「自分が経験した辛い出来事には必ず理由がある」。茅ヶ崎に来て自分の弱さと向き合い、人の温かさに触れ、他力の必要性に気づくことができた齋藤さん。これからはいろんな人を巻き込んでまちを盛り上げたいと語ります。実際、私たちも次から次へと出てくる齋藤さんの豊富なアイデアに、ずっとワクワクしていました。
齋藤さんの強みは、そうしたアイデアを実現させてしまう行動力と、さらなる盛り上げを生み出す発信力。次々に新しい風を巻き起こしては、人と人とをつなぎ合わせて化学反応を生んでいくその様は、さながら「まちの宣伝部長」といったところでしょうか。

まちの活力は、いつだって個人の「面白そう」、「やってみよう」が起点となって生まれるもの。齋藤さんの“仕掛け”が茅ヶ崎でどんな大きなうねりを生み出すのか、これからも目が離せません。

information

■株式会社自給人
https://web-farm.net/
https://web-farm.net/profile/

■JIMOHACK湘南
https://jimohack-shonan.jp/
https://www.instagram.com/jimohacks/(Instagram)

■コワーキングスペース チガラボ https://chiga-lab.com/
■加納食堂(生餃子) https://kanoshokudou.com/
■湘南工房(青摘み湘南みかんサイダー) https://shonankoubou.thebase.in/
■オステリア ボッテガ エッセ(自家製モッツアレラチーズ) https://osteriaebottegas.com/
■Variety Store BEBET(オーダーメイドオリジナルサンダル) http://www.bebet-chigasaki.com/
■二代目 魚清『わさび』
https://wasabi307.com/

<ちがさき創業物語vol.1>


■竜泉寺の湯 湘南茅ヶ崎店 https://ryusenjinoyu.com/chigasaki/

齋藤さんの茅ヶ崎暮らしマップ

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公開日:2021-07-27

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