子どもの「ゲーム依存」親はどう向き合うの? 【NPO法人青少年育成開発協会】

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「ゲーム依存」が社会問題化されてから久しいが、スマホ利用の低年齢化やGIGAスクール構想による情報端末の普及に加え、コロナ禍のおうち時間の増大でより深刻な事態へと向かっています。

  • 親はゲーム機や端末に興じる子どもとどう向き合えばいいのか、精神保健福祉士でスクールカウンセラーもあるNPO法人青少年育成開発協会の山本弘明代表に聞いてみました。

NPO法人青少年育成開発協会の山本弘明代表

低年齢ほどリスク

 「ゲームのコントロールができない、他の何よりも優先する、ゲームで問題が起きているが続ける・エスカレートさせる。これを全て満たすと『ゲーム障害』と言える。子どもも大人もリスクはあるが、低年齢になるほど治りにくい。早い段階での対応が必要」と警笛を鳴らします。

ゲーム障害により、学業への影響や金銭管理の乱れ、睡眠不足、運動不足、家族・友人との不和など様々な問題につながるといいます。

厚労省の推計によると、ネット依存の疑いがある中高生は2012年度に約52万人だったのに対し、17年度の時点で約93万人までに増大しました。各種の調査ではコロナ禍でさらに増大していることが指摘されています。

山本代表は「オンラインゲームが圧倒的に多い。オンライン上の新しい人間関係を築く一方で現実の人間関係が希薄になる。現実では果たせない思いを達成することで充足感を得てしまい、ますます現実の社会と向き合えなくなる」と説明します。

セミナーで対応法を指南

 山本さんは同NPO代表だけでなく、ひきこもりや学業不振で悩む生徒を積極的に受け入れる県教委指定技能連携校「YGS高等部」の校長としても数々の生徒と向き合い、進学や就職など社会生活の復帰へ導いてきました。医療や福祉の考えを導入しつつ、長年にわたり子どもたちと向き合ってきた経験に基づいた指導法で高い支持を集めています。

 定期的に開催している「ゲームと上手につきあう方法『ゲーム依存と対応』セミナー」では、ゲーム依存を丁寧に解説し、各家庭でできる対応法を指南しています。


 山本代表は「4歳から10歳まではなるべくゲームをしないこと。家庭でのコミュニケーションをよくしながら、現実社会の楽しさを伝えることが大切。ゲーム依存の傾向が見られたら、あせらず段階的に会話を増やしてほしい」といい、軽い運動や散歩、アウトドア活動などが効果的といいます。

  • 「幸せが満たされればゲームをしなくてもよくなる。子どもにとって量が大きい幸せや長続きする幸せを探すことが大切。親としてその環境をうまく作ることが大切」

 各種教育セミナーを定期的に開催中。日程や内容はホームページをご覧ください。

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公開日:2021-10-31

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