神奈川県は、1月9日(日)から放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人(脚本・三谷幸喜/主演・小栗旬)」に合わせ、県内縁の地を紹介する特設Webページを開設、104カ所の縁の地と近隣の観光地を記した周遊マップを制作した。
大和市内では「鎌倉殿」・源頼朝が祈願に訪れたとされる下鶴間の公所浅間神社(下鶴間391)と13人の1人、和田義盛に縁のある薬王院(上和田2710)が紹介されている。
源頼朝が祈願公所浅間神社
浅間神社は「鶴間神社」「靏舞(つるまい)神社」ともいわれる。由来は源頼朝が富士の鷹狩りの帰途、鶴間の地を通った際、鶴が舞うのを見て「鶴舞の里」と名づけたというものや、源義経がこの地を通ったときに鶴が舞うのを見たと、いうものなどがある。
義経が鶴間の地を通ったのは平氏討伐後。兄・頼朝の怒りにふれ、失意のうちに京都へ帰る途中、頼朝あてに持参した財宝を鶴間の地に埋めたという伝説も残っている。
なお浅間神社では1月10日(月・祝)に左義長祭(どんど焼き)が行われる。式典は午後2時、点火は2時30分。
和田義盛の眼病治癒信法寺別院・薬王院
薬王院は、生養山信法寺の別院。和田義盛が眼病治癒を薬師如来に祈ったところ全快したことから、一堂を建て薬師如来をまつったと伝わっている。この薬師如来の開帳は 12 年に一度の寅年だけで、2022年がちょうど開帳の年に当たり、9月8日に開帳される。
薬師如来の縁日に当たる9月7日と翌8日には「双盤念仏」が行われており、大和市の重要無形民俗文化財に指定されている。
「鎌倉殿の13人」は、平安末期から鎌倉前期を舞台に、源平合戦と鎌倉幕府が誕生する過程での権力を巡る駆け引きと、その勝利者で武士の頂点に上り詰めた執権・北条義時を主人公に描いた歴史ドラマ。