【体験レポ】死を疑似体験し、大切なものについて考える「死の体験旅行®」とは?@KUポートスクエア(神奈川大学みなとみらいキャンパス)

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【体験レポ】死を疑似体験し、大切なものについて考える「死の体験旅行®」とは?@KUポートスクエア(神奈川大学みなとみらいキャンパス)

 神奈川大学みなとみらいキャンパス内のKUポートスクエアで、死を迎えるまでの物語を追体験するワークショップの1つ「死の体験旅行®」が人気を博しています。

  講師を務めるのは、仏教死生研究会の代表であり東白楽駅そばの寺院「小さなお寺 なごみ庵」の浦上哲也住職。約10年前からなごみ庵など全国各地で開催され、神奈川大学でも2019年から開講。延べ4000人以上が受講している死の体験旅行について密着してきました!

講師の浦上住職

 死の体験旅行は重病患者の緩和ケア(ホスピス)にあたるアメリカの医療関係者の間で広まったプログラムを、浦上住職がアレンジしたもの。もともとは看護師などのスタッフに向け作られていましたが、性別・年齢問わず誰もが疑似体験できる物語に変更しています。

 物語を聞く際には部屋の照明は薄暗くなり参加者が自分自身と向き合えるよう壁を向いて着席してもらうなど死にゆく人の喪失感・苦しみ・悲しみといった気持ちを少しでも理解してもらおうと工夫を凝らしています。

実際に体験してきました

 KUポートスクエアで開催された死の体験旅行を、筆者の私も体験してきました。参加者は30〜60代の方が多く見られ、男女比率は半々という印象でした。

参加者に語りかける浦上住職

 物語は自分が病にかかり次第に病気が進行、やがて命を終えていくという内容。

冒頭に「自分にとって大切なモノ、人、行為、過去など」をカードに書き出した後、主人公として住職の話す物語に耳を傾け、話が進むとともにカードを自ら選んで手放していかなければなりません。その段階から参加されていた方の中からは、すすり泣く声も聞こえてきました。いよいよ死を迎えて物語が終わり、ふと我に戻るとなんとも形容しがたい感情ではありましたが、室内はすがすがしい空気に包まれていました。

 ワークショップの後はグループや全員で意見交換。

  • 「自分の中で大切にしているモノが意外だった」
  • 「自分自身を見つめ直すきっかけになりました」
  • 「大切な人のカードは手放すことができなかった」

など物語に入りこんでみての振り返りや自分が今素直に感じていることなどを参加者同士で共有しました。

グループで話し合う様子

 最後には住職自身が死の体験旅行を体験した時の話などを聞き、「今日がみなさんの新たな誕生日です。これからの時間を楽しくお過ごしください」との一言で講座が締めくくられました。

  • 死に直面した人の気持ちを疑似体験できる貴重な機会。私も改めて内省し、「本当の自分」と向き合う大切な時間を過ごすことができたと思います。自分にとって「生と死」とは? 本当に大切なことは何か? これらを再確認する貴重な機会となりました。参加された方は、今後深い悲しみや苦しみを抱えた患者の方や家族と接する際、この体験が活かされるはずです。ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。

 受講の申し込みは電話(045-682-5553)かファクス(045-682-5554)、または1000円割引となるインターネットから。

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住所

神奈川県横浜市西区みなとみらい4-5-3(みなとみらいキャンパス内2F)

アクセス
みなとみらい線(東急東横線直通)
・みなとみらい駅より徒歩約6分
・新高島駅より徒歩約4分
JR根岸線/横浜市営地下鉄
・桜木町駅より徒歩約12分

電話

045-682-5553

045-682-5553

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公開日:2022-01-25

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