神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター<KUポートスクエア>で2013年から開講し、これまで300人以上が受講しているという人気の講座「シネマ・パラダイス」。同講座が、映画好きな方にオススメな理由を紐解いていきます!
講師は元神奈川新聞の文化部記者で映画評論家、ヨコハマ映画祭の審査員を務めていたこともある服部宏氏。60年以上にわたって映画を鑑賞・研究し続け、多い時には年200~300本以上を鑑賞してきたという服部講師が、映画の様々な楽しみ方を解説していきます。
実際にビデオ鑑賞しながら解説
映画は設計図=脚本に基づいて映像、セリフ、小道具の配置などが考えられているといい、講座では皆さんが意識して観ないようなセリフの面白さや印象的な小道具の使い方などに焦点を当てていきます。
取り上げるのは、白黒の無声映画のような古典作品から現在上映中のものまで年代を問わず、ジャンルも様々。ここ数年では食事シーンやスポーツ、音楽の使い方、橋を舞台にしたシーンなどをテーマに作品を取り上げていき、講座では内容に即したシーンを実際にビデオ鑑賞しながら解説していくのが同講座の1番の特徴です。
- 服部講師は「漠然と見ていた映画が10倍面白くなるよう、講座を通して新たな視点を発見する手助けをしていきたいです。ただ映画の見方に正解はありません。また映画には男女の愛や成長などといった人生がスクリーンの中に詰まっているので、必ず共感できる作品に出会えるはずです」と呼びかけます。
受講生にインタビュー
映画好きが集まる「シネマ・パラダイス」の中でも、長年にわたって受講されている本田安弘さんにお話をお聞きしました。
本田さんは服部講師が記者時代、32年間にわたって執筆していた映画の連載コラムからのファン。退職後の一時期は映画を年100本近く観ていたこともあるそう。
- 「シネマ・パラダイス」は開講当初から受講。同講座の魅力について本田さんは「もともと映画は好きでしたが、講座を通して映画を見るポイントや見方に深みが出たと思います。また何より服部講師自身の映画に対する愛があふれていてこちらにも伝わってきます」と話し、「映画好きの方はより好きになるために、興味のない人も自分には無い視点を見つけられるので映画の魅力にハマると思います。新しい趣味を探している方も入りやすいのではないでしょうか」と呼びかけました。
受講の申し込みは電話(045-682-5553)かファクス(045-682-5554)、または1000円割引となるインターネットから。
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